オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

多くの経営者と接する機会があります。その中で感じるのは、経営者には共通して持っているものがあることです。

私は仕事柄、ビジネスに関わっている多くの人とお話する機会があります。企業に勤めている人もいますし、個人事業主もいます。そして経営者もいます。経営者の中でも、私のお付き合いのある経営者は、ほとんどが中小企業の経営者で、オーナー経営者です。

経営者ですので、知識もあり、情報も持っています。そして、ビジネスマンとして高い能力を持っています。しかし、会社勤めの人でも、知識も情報も持っていて、能力もある人は多くいます。中には、多くの経営者以上に優秀な人もいます。

では能力が高ければ経営者になれるか？

経営者が務まるのか？

と問われると、そうではないと考えています。

優秀であっても会社に勤めている人にはないものを、多くの経営者は持っています。経営者が共通して持っているのは、覚悟です。ビジネスにはリスクがつきものです。失敗すれば、個人の資産も奪われ、大きな負債を抱える可能性もあります。そして会社が倒産すれば、従業員とその家族の生活も支えを失うことになります。経営者は、その責任も担っているのです。

また、会社勤めの人と違って経営者は、会社のこと、仕事のことが頭から離れることはありません。1年365日24時間、事業のことを考えているのが経営者です。

経営者は、意思決定に対する責任、従業員とその家族の生活を守る責任を負う立場です。これらの責任を担って判断し、指示するのですから、経営者にかかるプレッシャーは大きいです。それでも経営者は、これらの責任を負わなくてはなりません。

経営者は責任が重いプレッシャーのかかる立場にいるから、四六時中仕事のことを考えるようになったのかもしれません。元々、仕事のことを四六時中考える性格、タイプなのかもしれません。責任を負う覚悟があるから経営者になったかどうかも分かりません。経営者になった後で、覚悟を持たなくてはならなくなったのかもしれません。

鶏と卵ではありませんが、どちらが先かは分かりません。ただし、四六時中仕事のことを考えることが出来ない人も、責任を負う覚悟を持てない人も長く事業を率いることは出来ないようです。

ビジネスマンとして優秀な人は多くいます。しかし、優秀なだけでは務まらないのが経営者です。逆に必要なものを持っていれば、能力が特に秀でていなくても経営者としての役割を果たすことができます。

立場が人を経営者にするのか、元々必要なものを持っているから経営者になるのかは分かりません。しかし、経営者として役割を果たしている人は、必ず責任を負う覚悟を持っています。そしてそれを背負うために四六時中事業のことを考えています。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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