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【社員に努力を促す時の注意点】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
社員育成のためには、社員本人の努力も欠かせません。
どのように働きかけると良いのでしょうか?


個人も会社も、生き残り、成長するには努力が必要です。
ビジネスには厳しい一面もあるのが現実です。
社員の中には努力に否定的なイメージを持っている人がいます。
最近は、特にその傾向が強いように感じます。
それでも、成長には本人の努力が欠かせません。
では、努力に否定的な社員、努力が不足しているように見える社員に対し、どうすれば良いのでしょうか?
まず、放置していても、状況が変わらないことを認識することです。
ですので、何らかの働きかけをする必要があります。
働きかけには、大きく分けて2つあります。
1つは強要、もう1つは励ましです。
厳しい指導や注意、命令、そして現状が変わらなければ悪いことが起こることを伝えるような脅しも強要の一種です。
以前は、このタイプの働きかけが中心でした。
ところが、このタイプの働きかけはハラスメントと紙一重です。
そこで最近は、励ますタイプの働きかけが中心となっています。
褒めたり、承認したりするのも、このタイプの働きかけの一種です。
ところが、励ますタイプの働きかけは、使う上で問題が多く起こっています。
極端な言い方をすると、褒めると調子に乗る、承認すると安心するなどで、努力が続かないケースが少なくありません。
そして、昔の体育会系の経験があって、その気質が染み付いている人にとっては、努力を促す働きかけと感じないケースもあります。
さらに、プレッシャーに弱い人や、先を読みし過ぎる人に多いのですが、励ましているのに、強要されているように受け止める人もいます。
どのように働きかけをすると良いかは、相手によって使い分けることが重要です。
まず、日頃から観察し、タイプを見極め、どのような働きかけをするか選びます。
そして、その効果を見ながら、働きかけの方法を修正していくことが大切です。
相手に合わせながらも、無理させず、頑張らせることが重要なのです。
必要な努力をさせることは、管理職の重要な役割です。
これが出来るのも現場力の強い管理職の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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