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日米関税交渉合意

章類を手に話し合う二人のビジネスマン

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

アメリカとの関税交渉が合意に至りました。この合意をどう見ると良いにでしょうか?

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アメリカからの一方的な通告から始まったのが、今回の関税交渉です。提示された税率に合理的根拠があるとは思えません。非関税障壁だと指摘されたことにも事実誤認や思い込みのよるものも少なくありませんでした。それでも交渉しなければ高い関税をかけられることになるので交渉するしかありませんでした。

今回の合意で25パーセントから15パーセントに引き下げられて良かったというのが大方の評価です。以前は自動車の関税は2.5パーセント、多くの物の関税は10パーセントでした。大幅に税率が上がる現実は変わりません輸出に頼る部分の大きい日本経済にとって大きな打撃です。

合意に至ってからマスコミの報道は、下がったとはいえ上がる関税率のマイナス要素一色になりました。そして、自らがどうするかよりも、将来への不安の声や、政府からの支援を求める声ばかり報道しています。

関税交渉の成否への言及はほとんどありません。交渉結果に批判する要素がないからでしょうか?私はもちろん交渉の内容を知る立場にはありません。それでも、今回の政府の対応と交渉結果をプラス評価しています。

そもそも今回の関税交渉は、アメリカからの一方的な高い要求を突き付けることから始まりました。さらに関税率の通告も、記者会見やSNSなどで公表されました。重要なパートナーと言いながら、何度も交渉で会っているのに直接伝えることもなく、文書も送付する前にネットに投稿されました。今回の関税交渉でのアメリカの態度や行動は理不尽で横暴で失礼極まりないことですが、それでも冷静に対処しました。そして受け入れ可能な条件で合意したのです。

今回のアメリカとの関税交渉を見ていて、強者と弱者との関係について改めて思い知らされました。日本の企業のほとんどが中小企業です。外部からは分からなくても、取引する相手の多くは自分よりも規模の大きい会社という強者です。また日本では消費者も強者です。つまり中小企業は常に強者と相対している弱者と言えます。

弱者は強者に真っ向から逆らうことはできませんできることは交渉し、受け入れ可能な条件で合意するしかないのです。これは簡単なことではありません。もちろん気分の良いことでもありません。そして、その矢面に立ち、最終的にどこまで譲歩して合意するかを決めるのは経営者です。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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