神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
新型コロナウイルスの影響で雇用環境が変化しています。
それに伴い、採用事情も一気に変わっているようです。
新型コロナウイルスの影響は多くの企業の業績に影響が出ています。
良い影響が出ている業界もありますが、多くの業界は厳しい状況に置かれています。
飲食業が注目を浴びていますが、多くのサービス業や店舗で販売している業界でも、多くの人が仕事を失っています。
アルバイトやパート、派遣社員などが仕事を失っています。
しかし、その影響は正社員にも及んでいます。
中小企業だけでなく大企業でも、早期退職など、人員削減が具体的に実施され始めています。
早期退職をする人の中には、まだ仕事を続けなくてはならない人が多くいます。
つまり大量の求職者がいる状態になるのです。
長く採用市場は売り手市場と言われてきました。
人が足りず、募集を出しても応募がなく、採用を予定していた人数を確保出来ない業界や会社も多くありました。
特に、知名度の低い中小企業にとっては厳しい時期が続いていました。
ところが、新型コロナウイルスの影響で、採用市場には多くの求職者があふれてきます。
今も以前よりも多いですが、早期退職する人が仕事を探し始めるため、来月あたりからは相当増えると思われます。
今まで応募して来なかったような学歴、経歴の人も応募して来るでしょう。
人の確保に苦労していた会社にとっては、優秀な人材を採用するチャンスです。
しかし、ただ喜んでいれば良いのでしょうか？
このような状況は、バブル崩壊後、リーマンショック後にもありました。
その時、今まで採用したことがなかったような学歴や経歴の人を採用した会社もありました。
しかし、悪い結果に終わった会社も多かったようです。
まず、他の社員との関係がうまくいかないケースが多かったようです。
本人が会社や周囲の人を見下していたのか、周囲が受け入れなかったのかは分かりません。
いずれにしても、職場に馴染めず、孤立し、結果として十分に能力が発揮出来ないで辞めていく人がいたようです。
また、会社の規模、業界が違い、それまでの経験が活かせないどころか、かえって過去の経験が邪魔をすることもあります。
業界や会社や職場に思い入れがないため、何か障害があった場合、壁を突破するエネルギーがないケースもあったようです。
これらは、原因はさまざまですが、いわゆるミスマッチです。
ミスマッチは会社にとっても、雇われた人にとっても不幸なことです。
優秀な人が応募してくれば採用したいと思うものです。
しかし、いくら優秀でも、自分の会社で能力を発揮してもらえるかどうかを、事前に見極めるのは難しいことです。
今は、優秀な人を採用するチャンスです。
しかし、応募者が多い代わりに、誰を採用するかには悩むかもしれません。
悩んだ末に選んでも、ミスマッチが問題になれば、採用を決めた経営者に従業員の不満の矛先が向くものです。
だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。
そして支援したいと思っています。
応援しています！
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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