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さまざまな形で現れる組織文化

 ここ10年くらいでしょうか、

組織文化、という言葉が聞かれるようになりました。
組織風土、と呼ばれることもあります。


実は、この組織文化というもの、
中にいると気付かないことが多いものです。
当たり前の空気のようなものだからです。
でも、外部の者には、感じ取りやすいのです。


そこにいる人にとって、空気のように、
当たり前のことですが、
組織文化が、その会社の業務に与えている影響は、
とても大きいです。


ほとんどの組織文化の特徴は、
良い方に作用しています。
しかし、場面によっては悪い影響を
与えていることもあります。


 会社や組織には、ルールがあります。

規則のようなものもあれば、
マニュアルのようなものもあります。
しかし、すべてが明文化されている
わけではありません。
というよりも、特に日本の会社では、
明文化されていないことの方が多いです。

同じ業界や組織の人には、
共通した印象を持つことがあります。


外の人から見ると、
同じ業界や組織の人には特有の
行動パターン
服装
仕草や振る舞い
などがあります。
いつもいる一種の社会の中にいると
自然と身につけるものです。
「らしい」って感じでしょうか。
カラーということもあります。


私のよな仕事をしていると、
社内の打ち合わせに参加したり、
日常の社内の業務をしている姿
交わされている言葉
上司や同僚、後輩との接し方
社外の人との接し方
などを直接見たり聞いたりする
機会が多くあります。


何かの機会に、独特であることを伝えると、
意外そうな顔をされます。
中の人にとってみると、当たり前過ぎて、
他も同じだと思い込んでいるのです。


会社は一つの社会みたいなものです。
暗黙のルールがあります。
それは、その社会の中で生きていくには
従うことが必要です。
そして、人は自然と身につけるように
できています。
そして、その組織に染まっていきます。


ある会社では、
社員同士の仲が良く、
雰囲気は和気あいあい
コミュニケーションが活発
そのことが誇らしいことと感じていました。


ところが、その中のやり取りを聞いていると、
そのかわり、
個人的な話題には触れない
上層部が言うことには素直に従う
などの暗黙のルールがあることが
見て取れました。
つまり、
衝突を避けること
人のことに深く踏み込まない
が不文律だったのです。


ですので、
現場で起こっている問題点を話題にすると、
誰か他の人の仕事や
仕組みやルールを作った人
さらには、そのことをすると決めた上司
への批判や介入になることを恐れてか、
とたんに口が重くなり、雰囲気が固くなります。


これでは、解決策を議論するどころか
問題点の洗い出しすら難しい
状況になります。


このような組織文化が生まれるには、
だいたい何かきっかけがあります。
そこで生まれた行動パターンが、
脈々と受け継がれていっているのです。


例えば、
社員が言い争いをしていると、
社長が機嫌が悪い。
上からの指示や命令に意見をすると、
不機嫌な顔をされた。
何か意見を言っても、
取り上げられることがなかった。
何か提案して上手くいかないと、
責められたり、後で居づらい雰囲気になった。
などが考えられます。


うちの社員は、
意見やら提案を奨励しているのに
何も提案してこない
会議で意見を求めても何も出てこない
という現状に触れて、
やる気や気概がない
頭が悪い
優秀ではない
などと評価することがあります。


そのようなレッテルを貼り、
結論付け
諦める前に、
組織文化や不文律、暗黙のルールに
目を向けてみたらいかがでしょう。


しかし、それには社長や管理職には、
勇気が必要です。
実は、これらの組織文化が出来上がる
根っこには、社長や管理職の
普段の無意識に行っている
行動や反応があることが多いのです。


もし、いろいろと社内で
改善活動や社員教育を行っても
ほとんど効果が出ていない場合、
もしかしたら、
組織文化が影響しているのかもしれません。
本当に社員の現場での力の発揮や
仕事への貢献を求めるなら
勇気を持って、取り組んでみると
大きく変化を起こす可能性があります。

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