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「論理思考」の使い方(2)

前回の、

「論理思考」の使い方(1)
では、

 

「論理思考」は、
感情も考慮に入れる必要があるので、
単独で使えるモノではありませんが、
必要である
とお話ししました。

 

また、
大きく分けて、二つに分かれる
「論理思考」のうち、
原則・姿勢
についてお話ししました。

 

今回は、もう一つの
ツール
について考えていきます。

 


論理思考に使うツールは、
大きく分けると、さらに二種類あります。

 

1.フレームワーク
2.思考ツール

 

です。

 

今回は、「フレームワーク」について
見ていきます。

 

論理思考の基本的な原則に
MECE(ミッシー、またはミーシーと読みます)
「モレなく、ダブリなく」考える
というポイントがあります。

 

「フレームワーク」は、
考えるテーマによって、
考える必要のある項目が
用意されている
「項目のパッケージ」
と言えるモノです。

 
 

論理的に考えるなら、
関係のある全ての項目について
考える必要があります。
何か一つでも、
考えに入れていない項目があると、
その結論には、
問題があるかもしれません。
これが、
「モレなく」
です。

 

そして、
「モレなく」
考えようとすると、
何か忘れていることがないか
を考えるのに時間と労力を
費やすことになります。

 
 

また一方、
考えている内に、
ムダに何度も同じことを何度も考えたり、
同じ項目が何度も出てきて混乱したりする
ことがあります。
結局、堂々巡りになったりして、
整理出来ない
事態になってしまいます。

 

そのような事態にならないように、
項目が二つ以上のところに出て来ない
これが、
「ダブリなく」
です。

 

このように、
「フレームワーク」を使うと、
モレやダブリを気にすることなく、
「考える」
ことに集中出来るので効率的です。

 

先程、書きました通り、
「フレームワーク」には、
考えるテーマ毎に存在します。
どのフレームワークも、
多くのコンサルタントや研究者が、
使い続ける中で残ったものです。

 

その代表的なものの一部をご紹介します。

 
経営戦略の「3C」
マーケティングの「4P」
事業ミックスを分析する「プロダクト・ポートフォリオ」
業界を分析する「ファイブ・フォース分析」
自社を分析する「SWOT分析」
戦略実行の「7S」
・・・

 
 

いずれも、とても良く出来ています。
もちろん、
使いこなすには、
知識と経験
が必要です。

 

これらの「フレームワーク」を
使いこなすことが出来れば、
効率的に
論理思考を行うことが出来ます。

 

次回は、もう一つの
「思考ツール」
についてお伝えします。

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