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【社内のコミュニケーションの質を決めるもの】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
社内のコミュニケーションが重要であることに異論はないと思います。
ところで、その質を決めるのは何でしょうか?


コミュニケーションの状況について質問すると、多くの現場で、比較的良好だという答えが返って来ます。
ところが実際は、さまざまな問題が起こっています。
その多くは、コミュニケーションによって避けられた問題です。
どこに問題があるのでしょうか?
コミュニケーションというと、情報の流通量、言い換えると会話の多さだと思われていることが多いです。
社内で会話が多いと、コミュニケーションが良好なように見えます。
仕事に関する限り、会話が多いことがコミュニケーションの質が高いこととイコールではありません。
この勘違いが最も問題です。
視点を変えて、
仕事上、やり取りが必要な情報とは何か?
と考えてみると、さまざまなものが見えてきます。
社内のコミュニケーションの基本として、ホウレンソウ、報告、連絡、相談があります。
これらに加えて、上から下への指示、命令も必要です。
担当している業務によって違いはありますが、人から人へ伝達しなくてはならないものがあります。
いくら会話が多く、やり取りする情報量が多くても、業務に必要な情報が、もれなく、タイミング良く伝達されなえれば、コミュニケーションは良好とは言えません。
ただし、コミュニケーションは一方通行なものではありません。
双方向で成り立つものです。
さらに必要な情報を伝えたことが重要なのではなく、伝わっていることが重要なのです。
現実には、内容によっては、相手にとって不都合なものもあります。
忙しそうにしている相手や、明らかに不機嫌そうな相手に、すぐに伝えるべき情報であっても、伝えるのをはばかることもあります。
どのような事情があっても、必要な情報をタイミング良く伝えることが出来るには、必要な条件があります。
それは、一種の組織文化と人間関係です。
これらを作り上げるためには、必ずしも業務上必要でない、無駄話とも言えるような情報交換も必要です。
必要な情報をタイミング良く伝え、伝わることが実現出来ているのも、現場力の強い現場の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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