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問題の原因究明が難しい本当の理由

ワーク・ブレイク・ダウンの図
2024/01/13 情報を更新いたしました。

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。

前回のブログで、自ら問題の原因を見つけるのが難しいと書きました。当たり前過ぎることを疑うことが難しいのが、その理由でした。実は、もう一つ自ら問題の原因を見つけるのが難しい理由があります。

多くの人にとって、耳の痛い話かもしれませんが、これも現実なのであえて書きます。それは認めたくないからです。あえて反論を覚悟で厳しいことを書きます。

具体的には、以下のようなことです。
・正しいと信じていることを否定すること
・信じたいことを、正しいこととすり替えていること
・したくないことを、しなくて良いこととすり替えていること
・したいことを、すべきこととすり替えていること

このようなことは、誰にでもありますし、どんな会社にもあります。そして、そんなに悪いことではありません。

ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、プロセスの中の2つで、これらの認めたくないことが浮き彫りになります。1つは原因を究明している時、もう一つは対策を検討している時です。

原因を究明している時に、その候補として、認めたくないことが出て来ます。対策を検討する時には、判断基準を決めていきます。この判断基準を検討していると、上で書いたような認めたくないことが表面化します。原因は1つではありませんし、他の原因に対応することで解決することもあります。対策の候補も1つではありませんので、認めたくないことを認めないまま選ぶことも出来ます。しかし、どうしても向き合わなくてはならないこともあります。解決したい問題の根本的な原因が認めたくないことにある場合と、避けられない対策が判断基準に合わない場合です。

認めたくないことを認め、課題解決に取り組むのも1つの選択肢です。そして、解決するこをを諦めるという選択肢もあります。いずれにしても、決断し、その結果を受け入れることが大切です。

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