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【手を付けるべきポイントを見つける時にぶつかる壁】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
現場で起こっている問題や、与えられた課題を解決しようとする時、検討の過程でいくつかの壁にぶつかります。
その中で一番多いのが、問題の原因や、課題を解決する時のポイントとなる部分を特定する過程です。
なぜ多くの現場がここの壁で行き詰るのでしょうか?


自社のことは自社が、現場のことは現場が一番良く分かっていると言われます。
そのことは間違いありません。
ただし、問題の原因や課題解決のポイントを特定する場合は、分かり過ぎていることが邪魔をすることがあります。
その会社にとって当たり前のことに目がいかないからです。
いわゆる灯台下暗しです。
その会社にとって当たり前となっていることは、どんなことでしょうか?
・慣れ親しんだ以前からしていること
・その会社の過去からの成功の元
などです。
そこに疑いを持ち、手を付けることがタブーとなっているわけではありません。
ただ、当たり前過ぎて、疑問を持たなくたってしまっているのです。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、問題の原因や課題解決のポイントを特定する前に、今していることを徹底的に見える化します。
その中には、当たり前のことも含まれています。
このプロセスをきちんと踏んでいくことで、今していることを客観的に見ることが出来ます。
その上で、手を付けると効果がある可能性のあるポイントを考えることが出来ます。
当たり前を疑うことは大切だと言われています。
しかし、自ら当たり前を疑うことは簡単ではないようです。
問題や課題の解決に行き詰ると、堂々巡りになり、出口が見えないものです。
そんな時は、自分たちがしていることを客観的に見る工夫をすることが効果的です。
そして、第三者の視点からの指摘を受けることも効果的です。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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