現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、ありがとうございます。
この質問は経営者や管理職に対してほとんど必ずする質問です。
返って来る答えはさまざまです。
中には有能な社員という、分かったようで分からない答えもあります。
どんな答えであってもそこでさらに質問していくのですが、私が尋ねるポイントが2つあります。
目次
具体的に表現する
1つ目のポイントは、より具体化することです。
例えば有能と言うだけでは私もイメージが湧きません。
どんな時にどんな役割を果たせるのか?
などの質問を重ねて、聞いていきます。
重ねて聞いていくと、有能の要素や条件が明らかになっていきます。
知識やスキル、仕事への取り組み姿勢、人との関わりのスタンス、などがはっきりしてくるとその人が考えている理想的な社員の人物像が具体的にイメージ出来るようになります。
社員に求めることが漠然としていると社員を育成するにあたって何をしたら良いかを決めることが出来ません。
部下の側から見ると、何を身につけることが求められているかもあいまいなままです。
社員に望むことを他の人が具体的にイメージ出来るように表現することは大切です。
希望か要求かを分ける
もう1つのポイントは、その理想の社員は希望なのか要求なのかの区別です。
社員がこうだったらいいのに、という思いはほとんどの方が持っています。
しかし、思っているだけでそのような理想的な社員が現れる訳でもありませんし、
理想的な社員に成長することもありません。
それは思いや希望でしかありません。
ただ言葉にして表現しただけでは、不満や愚痴でしかありません。
一方、社員へ要求することとして考えている場合は希望とは異なります。
理想的な社員の全ての条件ではないかもしれませんが、その一部の条件については、現状を変えたいと考え、そのために必要なことを実行する意志があります。
経営者の思いが社員を変えるかどうかを決める
希望か要求かを明確にすることは経営者や管理職にとって重要なことです。
経営者や管理職の行動は、その違いによって決まるからです。
あなたにとって、理想の社員とはどんな社員ですか?
あなたが考える理想の社員に育成するために行動する意志はありますか?
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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