神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会議での決定は、最終的に誰がしているのでしょうか?
議論を進めた末に、参加者の合意が得られて結論に至ることもあるでしょう。
意見がまとまらず、会議に参加者の中の役職者が一任されることもあるでしょう。
いずれにしても、結論とすると決めているのは会議の参加者なのでしょうか?
会議での結論が、
参加者の合意が得られたならば、決めたのは参加者全員、
合意に至らなかったので、最終判断を管理職が任されたら、決めたのは管理職、
のように感じられます。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
ビジネスでの決定事項は、大小はともかく、必ず経営に影響を与えます。
ブログでも何度か書きましたが、決断には責任が伴います。
責任感を持って、考え、決定することは重要なことです。
それでも、最終的な責任者は経営者しかいません。
全ての会議に経営者が出席することはありません。
現実には、
・決定内容の報告を受けて承認する
・会議の主催者である管理職に一任する
のいずれかの方法を取ります。
報告を受けて承認する場合は、誰もが最終決定は経営者であると考えます。
ところが、管理職に一任する場合はどうでしょうか?
この場合、現実には一任することを決めたことで、会議での決定事項が経営者が決めたことになると考えています。
では、一任する場合、経営者は何をしなくてはならないのでしょうか?
それは、検討する上で必要な現状や条件などを全て伝えることです。
これは、報告を受けて承認する場合にも必要なことです。
もし結論を否定するならば、そもそも現状や条件に合わないからです。
現場に無駄なことをさせてはいけません。
本当に現場の知恵を生かそうとするならば、社員を巻き込む時に、現状や条件をもれなく伝えることが重要です。
これも、現場を生かすために必要な経営者の現場力の一つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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