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【会議の参加者全員からアイデアを引き出す方法】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会議でアイデアを出そうとする時、ただ発言を求めると、積極的に発言する人もいれば、全く発言しない人がいるものです。
現場の知恵を生かすには、参加者全員のアイデアを一旦議論のテーブルの上に乗せることが大切です。
発言に積極的でない人にアイデアを出してもらうには、どうすれば良いでしょうか?


発言しない人がアイデアを持っていないことはありません。
仕事をしているのですから、何か感じていることがあります。
ただ、発言しないだけです。
元々、大人しい性格かもしれません。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでの経験からすると、それだけが理由のことは、ほとんとありません。
現実には意見を言う自信がないか、発言しても無駄だと思っている場合がほとんどです。
どこの職場にも声の大きい人がいます。
声の大きさというよりも、発言力の強い人です。
多くの会議では、声の大きい人の意見で自然とまとまります。
声の大きい人の意見に合わないものは、無視されるか、発言してすぐに反論されます。
このような状態が続くと、自分の考えには価値がないと自信を失う人も出てきますし、発言しても意味がないと発言しなくなる人が出てきます。
この状況を変えなくてはなりません。
・アイデアを出している時は、一切評価しない
・全員に発言してもらう
・全員の発言を平等に扱う
・発言者の意図を粘り強く聞き出す
・アイデアを出したこと自体を積極的に褒める
この5点をファシリテーターが徹底的に行うことです。
多くの会社の会議では、不慣れなことなので、徹底するのは簡単ではありません。
粘り強く取り組む必要があります。
しかし、現場の知恵を生かすには、参加者全員の知見を表に出すことが重要です。
そしてそれは、ファシリテーターの断固とした粘り強い介入によって可能になります。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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