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【意外に多い合意事項の思い違いを避ける】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会議で共通の認識を持ち、結論が合意に至ると一安心するものです。
しかし、後で何かうまくいかないことが起こることも多いようです。
その原因は、合意したことへの思い違いが主な要因です。


理解しているつもりでも、理解が間違っていることもあります。
理解出来ていると思っていることでも、現場で業務に取り掛かると、理解があいまいなことに気付くことがあります。
あいまいなことに気付けば、確認することで問題は回避出来ますが、間違って理解している場合は、間違った理解のまま業務が進んでいくことになります。
そして、いつか問題が出てきます。
総論賛成、各論反対という言葉があります。
方向性などの総論では賛成を得られても、具体化していくと反論が出て来る状態です。
もしかしたら、具体的なことがイメージ出来ず、反論が表面化しない段階で議論が終わっているのかもしれません。
いずれにしても、将来問題が起こる可能性は高いです。
総論を合意することは、各論も含めて合意するよりもハードルは低いです。
しかし、各論や具体的な部分で合意が出来ていない状態では、本当の意味での合意が出来ているとは言えません。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、総論の合意で終わることはしません。
参加者が業務の中で、どうしたら良いのかイメージ出来るまでブレイクダウンしていきます。これは面倒なことですが、将来の面倒を避けるために、先に面倒なことをする、という原則に従っています。
具体的なイメージまで合意することを面倒臭がらず行うことが、思い違いを避けるには必要なことなのです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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