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ある会社で、
能力不足と評価されている
社員のことで
相談がありました。
言われたことしかしない、
何か頼んでも断る
などが
その社員の行動パターンです。
上司からヒアリングした後、
本人と面談し、
再度上司とミーティングを
持ちました。
その結果
明らかになったことは、
他の会社でも
時々見られることです。
その社員に能力が
不足しているのではなく、
能力を発揮しないように
しているのです。

社員が能力を
発揮しない理由には、
いくつもあります。
このケースでは、
社員自身が
能力を発揮せず、
言われたことしか
しないと決めていました。
本人が
そのように決めているので
言われたことしかしないのも、
能力がないように
見えて当たり前です。
問題は、
そのキッカケです。
その会社に入った頃は
十分にやる気が
あったそうです。
入社してしばらくして、
ある仕事を任され、
熱心に取り組んだそうです。
途中で上司に報告しながら
進めたのですが、
他部署との関係で
問題が発生した時に
「梯子をはずされた」
のでした。
しかもその責任を
その社員に負わせ、
報告も受けていないと
叱責されたそうです。
理想としては、
部下のミスの責任も
被ってくれる上司です。
少なくとも、
報告を受けていないなどと
逃げられるようでは
社員はチャレンジするのが
怖くなって当然です。
その社員の言い分を
そのまま聞くと、
そんな話になります。
ところが現場は
そんなに単純では
ありません。
数回に分けて
このケースについて
考えてみます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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長尾洋介

経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
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