オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
東京都知事選挙戦が始まりました。そこで話題になっているのが選挙ポスターの掲示板です。
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テレビのニュースの全国向けのコーナーでは国政選挙並み、あるいはそれ以上に東京都知事選挙のことを伝えています。私は東京都民ではありません。東京都に税金も払っていませんし、投票権もありません。もちろん東京は日本の首都です。しかし私など東京都民以外の人にとって、どれほど関係のあることなのか理解できないでいます。
そんなことを考えながら、それほど関心なく観ているのが東京都知事選挙のニュースです。その中で今回の選挙の報道では、選挙戦と共に選挙ポスターが話題になっています。
一つ目は選挙ポスターの掲示板のポスターを貼るスペースに掲示したいものを貼る権利を販売する人たちが出てきていることです。そのグループは20人以上の立候補者を立てています。
もう一つは、売名のために立候補し、選挙ポスターの掲示板を広告の掲示場所として利用しようとしている人がいることです。中でも、R指定ギリギリの風紀的に問題のある印象を与えるポスターが話題になっています。
選挙ポスターの掲示板は、あらゆる所に多数設置されます。目立ちます。そして、立ち止まって見る人も多くいます。広告の掲示場所として価値の高い場所です。しかし、これらは選挙ポスターの掲示板の本来の使い方とは違います。そのためニュースでも取り上げられています。
これらの行為を聞いて、どう思いますか?
良い方法を考えたと感心する人もいるでしょう。一方、ズルいと思う人もいるでしょう。これらの行為は法律で禁止されていないようです。つまり、合法です。ここで問われるのは考え方です。違法でなければして良いと思うのか、法律に違反していなくてもしてはいけないと考えるのかです。
法律の中身は、選挙ポスターの掲示板は選挙のための物なので、広告など商用利用する人が出て来ることを想定していません。そして、わざわざ条文に書かなくても、商用利用しようとする人が出て来ることも想定してしません。
この選挙ポスターや掲示板に関する法律と同様に日本の法律の多くは性善説に基づいています。
これは法律だけでなく、ビジネスの契約書も同じです。欧米のビジネスの契約書は膨大なページ数があります。可能な限り多くの起こる可能性のあることに対しての対処法、責任の所在、賠償などについて詳細に書いてあります。
一方、日本の契約書のページ数は少なく、薄いです。何か問題が起こった場合は、お互いに協力して対処するなどとしているものが多いです。
法律で禁止されていること、契約で違反と書いていることならば、しない人が多いでしょう。しかし、中にはバレなければ良いと考え、バレないようにすれば良いと考える人もいます。
法律や契約で禁止されていないことはどうでしょうか?禁止されていないのだから、して良いし、しても問題ないと考える人もいるでしょう。そのことが、道義や道徳から考えて、問題がある場合はどうでしょう。禁止されていなくても、するべきではないと考えてしない人もいるでしょう。禁止されていないのだからして良いと考える人もいるでしょう。
法律で禁止されていることをすれば公的に罪を問われることになります。契約書に書かれていることに従わなければ、契約を打ち切られるでしょうし、賠償しなくてはならないかもしれません。
法律や契約に禁止や違反と書かれていないことであれば、罪や責任を問われることはありません。しかし、道義的に問題のあることをすれば、相手の信頼を失うことになるでしょうし、評判を落とす、内容によっては世間の批判を浴びることになるでしょう。
法律や契約に違反していないことの中に、道義的に問題のあることは必ずあります。それを利用することを賢いと考える人もいます。いくらメリットがあっても、バレることはないと言われていても、道義的に問題があることはしない人もいます。
ビジネスでは、このような道義的に問題がある可能性があるけれど、メリットのある手法、聞こえよく、知恵と呼ばれているものが多くあります。中には、利用しないとバカ扱いされることもあります。その誘惑に乗ってしまいたくなることもあるはずです。
ビジネスは厳しい世界です。メリットのあることは取り入れる方が良いです。ただし、それが道義的に問題がある場合、あなたは、する、しないのどちらを選びますか?そんな時に、考え方、姿勢が問われます。
経営者の選択は、会社の考え方や姿勢を決めます。そして、その考え方や姿勢はいつか、何らかの形で人に知られることになります。そうなれば、違法でないけれど道義的に問題があることをする会社は信用を失うでしょう。
厳しいビジネスの世界の中で、厳しい状況にあっても姿勢や考え方が問われるのが経営者です。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
応援しています!
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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長尾洋介プロフィール
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