神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
経営者も管理職も人の上に立つ立場です。
人の上に立つには、何か資格が必要でしょうか?
会社は組織です。
組織である限り、立場に上下があります。
一般的に会社では、最も上に経営者がいて、その下にいくつかの階層の管理職がいます。
この管理職までが、人の上に立つ立場です。
私が関わることが多い中小企業の経営者が経営者になった理由は主に2つです。
・自分で起業した
・経営者の家系に生まれた
です。
ほとんどの中間管理職と大企業の経営者の多くは、中小企業の経営者とは理由が違います。
いずれも最初は部下を持たない、一社員として入社しています。
その後、仕事や功績を評価されて、立場を上げていきます。
これらの人の上に立つ立場に立つ人は、その資格があるのでしょうか?
人の上に立つ資格というと、一般的には人格などが重視される傾向にあります。
ここでは、特に会社という組織で人の上に立つ資格、役割を果たせるかどうかに絞って考えてみます。
まず、自ら起業した人は、商品やサービスへの思いが強く、熱意がある人が多いです。
会社として存続しているのであれば、商品やサービスを創り、売り、人を巻き込むことが出来るのです。
これらは、人の上に立つ立場の人に必要や資格の要素だと考えられます。
一方、一社員から登って行った人は、現場の仕事に精通しています。
これも、必要な資格の要素だと思います。
ここに挙げたものがあれば、会社という組織で人の上に立つ資格があると言えるでしょうか?
例えば、現場から登った人は、担当した経験のある業務は精通しています。
しかし、担当したことがない業務に関連することは、経験だけでなく知識も持っていないことが多いです。
上に登れば登るほど、関係する分野が増えてきます。
担当した経験のある業務に精通していることだけでは、資格が十分とは言えません。
また、経営者も同じです。
経営者が知っておくべき知識は、管理職よりも増えます。
上に行けば行くほど、知識が必要な範囲は広くなり、新しい知識やスキルが必要になります。
しかし、例えば現場の実務に関しては、現場の管理職や社員ほと詳しい必要もありません。
つまり立場によって、必要な知識とスキル、それらの深さが違うのです。
人の上に立つには人格的なものも重要です。
意識して精進することも必要です。
しかし、役割を果たすために必要な知識やスキルは、学ぶことで身に付けることが出来ます。
役割に応じて必要な知識やスキルが何であるかを知り、不足しているものがあれば身に付ける姿勢を持っているのも、現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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