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【「WIN-WIN」発想のオランダの解雇への取り組み】

ブログを訪問していただき、
ありがとうございます。
「ワーク・ブレイクダウン」実践家、
「こんな会社にしたい」を応援する
オフィス・ビブラビの長尾です。
先日、雇用契約の考え方について、
興味深い議論を読みました。
オランダが終身雇用中心から、
転職が受け入れられる社会に
変わっていったお話です。
日本の労使関係が話題になると、
どうもしっくり噛み合わないと
思っていたことがありました。
オランダでの事例に触れて、
「WIN-WIN」について
気付いたことがありましたので、
ご紹介します。


オランダでは以前は、
日本と同じように終身雇用が
一般的で解雇が受け入れられにくい
状況だったそうです。
ところが現在は、必要であれば、
解雇が受け入れられる風潮に
変化したそうです。
そのきっかけは、一定の条件を満たせば
解雇を法的に認められるようになった
ことから始まりました。
元々、解雇が一般的でない社会では、
転職、中途採用が十分機能していません。
転職は、本人のキャリアにとって、
マイナスでしかない状況です。
労働者の立場に立つと、
解雇は、とんでもないこと
ということになります。
当然、労働組合なども猛反発します。
この対立構造では、
出口は見つかりません。
しかし、一方で、
会社の寿命が10年とか30年とか
言われている中で終身雇用は、
会社に対して正当な要求だとしても、
それを会社に義務として押し付けるのは、
現実的とは言えません。
そこでオランダでは、
解雇の可能性があることに
「前提」を変えて、
労使が現実的な対応策を考えたのです。
その結果、
会社は、事業環境に応じて、
必要であれば雇用調整が出来る
ようになり、
解雇された社員も、
次のキャリアに移ることが
可能になったそうです。
ここで、
終身雇用が「前提」では不要だった
いくつかの仕組みが必要になります。
一つ目は、
会社が社員に対して、
転職する上で有利になるような
他社でも通用する
知識やスキルを身につけることを
支援する仕組みです。
二つ目は、
転職市場の整備です。
そして三つ目は、
中途採用の社員を受け入れ、
活かす仕組みです。
このような仕組みは、
形式だけ整えるのは可能です。
すぐにでも作れます。
しかし、
その仕組みが機能するようになるには、
労使共に努力し、
経験を積み重ねる必要があります。
時間がかかることです。
実際、オランダでも、
ある程度機能するまでに
5年以上かかったそうです。
アメリカの大手企業では、
雇用調整が頻繁にある代わりに、
再就職先を見つける支援、
再就職に必要な知識、スキルを
身につける支援などを
行っています。
解雇やリストラは、
ないに越したことはありません。
しかし、
終身雇用という「前提」
を会社、社員双方が見直した時、
現実的な「WIN-WIN」の解決策が
生まれます。
「WIN-WIN」の解決策は、
当たり前だと思っている「前提」を
見直すことから生まれます。
何か、上手くいっていないことがあり、
その解決策が見つからず、
袋小路に入ってしまっている
ことがあれば、
「前提」に目を向けてみてください。
相手がいるならば、
「要求」「希望」だけでなく、
「前提」について話し合ってみてください。
解決の糸口が見つかることがあります。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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