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デジタルとアナログ

パソコンで作業する手

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

今やビジネスにITは欠かせないものとなっています。しかしIT化はどこまで取り入れれば良いのでしょうか?

技術の進歩、機器の開発と普及、ネット環境の整備が進みました。多くの会社でもIT化が進んでいます。さらに新型コロナウイルスの影響でリモートワークを導入する必要があったり、お客様との接触機会を減らす必要もあります。その影響で、ますますITの活用が進んでいます。

最近はメタバースが注目されています。メタバースに限らず、今後も多くの技術が開発され、実用化されていくのだと思っています。今まではITでは難しいと思われていたことも、可能になるでしょう。

しかし、ITにも限界があります。

デジタルはデータ処理は得意です。しかしデジタルで扱えるのは、数値で表される定量データです。工夫して数値化する工夫は出来ても、本来数値で表されない定性データを扱うことは苦手です。

例えば、リモートワークなどで行う、社内や社外とのコミュニケーションについて見てみます。コミュニケーションは言語と非言語とに分かれます。言語はITでやり取り出来ますが、非言語は難しいです。また、言語でも言葉の意味は文脈によって変わります。言葉だけのやり取りでコミュニケーションを取るのは難しいですし、ウエブミーティングのように画面越しに顔を見るだけでも十分とは言えません。

また、販売も最終的に購入する場面ではITは便利です。しかし、商品に手で触れ、感じることでしか選別出来ないものも多いです。選別には、生で見て、触るなど五感を通して評価することも重要です。これもITには限界があるでしょう。

デジタルやオンラインは効率を高めるかもしれませんが、リアルには及ばない点があります。それぞれに良いところがあり、それぞれに劣っているところがあります。ITは手段であって目的ではないことを忘れてはいけません。

では何をITで行うのか?ITで不足している部分を、どうやって補うのか?

これを社内業務、お客様との接点ごとに決めなくてはなりません。決めないまま放置してはいけません。これらは会社の戦略に関わる部分です。考えるには多くの人の意見を聞くことが大切です。そして多くの意見を聞いた上で、最終的に判断し、決めるのは経営者です。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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