オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
ビジネスでは優先順位をつけることが大切です。しかし、優先順位をつけるのは簡単ではありません。
ビジネスでは、何をするにも人が必要ですし、お金も必要です。そして人もお金も無尽蔵にある訳ではありません。限りあるリソースの中で行わなくてはならないのが現実です。
会社にはさまざまな部門があります。それぞれの部門に人と予算が割り振られます。どこかの部門に人や予算を厚くしようとすれば、どこか他の部門の人や予算が削られることになります。
また、会社には取り組む必要のある課題やテーマがあります。そして何かに取り組むにも人と予算が必要です。全ての課題やテーマ全てに取り組む余裕がないのが現実です。そして、いくつかに絞ることになります。それは逆に言えば、人と予算が認められない課題やテーマは、今後取り組む可能性はあるとしても、今は取り組めないのです。
そして現実には、部門にとって取り組む価値がある課題やテーマに違いがあります。自部門の取り組みが認められなければ不満を感じるかもしれません。
もちろん、取り組みが認められたとしても、同じ課題やテーマでも、複数の方法が候補として検討される場合も少なくありません。採用されなかった方法を推している人は不満を感じるかもしれません。
今年度、どの課題やテーマに取り組むのか、人と予算をどのように配分するかは、会社が会社全体を見た中で総合的に決められます。当然、会社としての判断基準と優先順位に従って決められます。
会社の決定が、全ての部門、全ての従業員にとって望ましい内容であることはありません。上記のような理由から、必ず不満を感じる部門や従業員がいます。そこで会社として出来ることは、会社としての優先順位とその理由をきちんと従業員に説明することです。きちんと説明したからといって、不満は解消しないかもしれません。それでも、きちんと説明することが重要です。
そのためには、まず優先順位を決め、優先順位に従った意思決定をしなくてはなりません。一部の部門や従業員が不満を持つことを承知の上で、優先順位を決めるのも、意思決定を行うのも、それなりの覚悟が必要です。そして、意思決定を行うのも、意思決定の判断基準となる優先順位を決めるのも経営者です。本当に経営者は大変です。
だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています！
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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