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【森と木、中と外】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会社の方向性は単純には決められません。
どのような視点が必要なのでしょうか?


会社の方向性を経営者の希望通りに決めることが出来ると良いと思っています。
しかし現実には、希望や好みだけで決めることは出来ません。
実際に、自分の好きなように決めている経営者はほとんどいません。
方向性を決めるには、どのようなことが関係するでしょうか?
世界や日本の経済状況、関係する業界の状況や動きなども関係します。
マーケットの動向やニーズも当然無視出来ません。
競合他社との関係も考慮しなくてはなりません。
そして、これらの外部だけでなく、社内の状況も関係します。
業績、資源、強みなどに加えて社風も無視してはいけません。
また、自社単体ではなく、同業者の中での位置付けも考慮に入れなくてはなりません。
方向性を決めるためには、大きな森であり、外部である社会や業界だけを見るのでは不十分です。
木であり内側である自社だけを見るのも不十分です。
両方を見なくてはなりませんし、その関係も見なくてはなりません。
そして、決めた方向性で成果を出すには、方向性が相応しいだけでも不十分です。
方向性を決めても実行されなければならないからです。
そのためには、自社を動かさなくてはなりません。
この場合も、会社という森だけでなく、実際に実行する社員という木にも焦点を当てなくてはなりません。
会社の方向性を決めるには、森と木、内と外など、さまざまな視点で物事を見て、総合的に判断しなくてはなりません。
簡単なことではありませんし、面倒なことです。
そして決めた方向性に合わせて社員に動いてもらう視点も忘れてはいけません。
これらの重要性を理解し、受け入れ、行動しているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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