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コロナ下のBCP

一人デスクで悩んでいる様子のビジネスマン

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

以前から話題に上っているBCP。新型コロナウイルスもオミクロン株の影響で、さらに注目されています。

日本は自然災害の多い国です。台風、地震などで事業活動に影響が出ることも多いです。そこで必要になるのがBCPです。BCPは、Business Continuity Planの頭文字を取った略語で、日本語では事業継続計画と呼ばれています。

自然災害が起こると、

  • 従業員が被災して人が足りない
  • 会社の建物や機器などが壊れて使えない
  • 電気や水道などのライフラインが止まる
  • 交通網に影響が出て移動や輸送に支障が出る

などのことが起こる可能性があります。

従業員の安全の確認や確保も重要です。もちろん、事業を早く再開させなくてはなりません。そのような事態になった時、どのように対処するかを事前に考えておくかは重要です。いわゆるリスクマネジメントの一環です。

新型コロナウイルスも事業活動に大きな影響を与えています。当初から従業員に感染者が出た場合のBCPが話題になっていました。

  • 社内の濃厚接触者をどうするのか?
  • 感染者や濃厚接触者が出勤出来ない中で、どのように業務を遂行するのか?

などが中心でした。

ただ感染拡大防止だけでなく、社内に感染者が出た時のことも想定して、出勤しなくても業務が出来るようにテレワークを導入した会社も多くあります。そして目の前の業務をこなすために、経営者や管理職も現場の仕事に入ることで、人員不足を補うことにした会社も多くありました。

ところが、オミクロン株で様相が一気に変わりました。感染力が強く、感染者が急増しています。感染者が急増すれば、濃厚接触者はそれ以上に急増します。さらに子供の感染が増えていることで、子供が陽性になったことで従業員が濃厚接触者になるケースも増えています。さらに幼稚園や保育園、学校が閉鎖されることで子供の面倒を見るために出勤出来ない従業員も増えています。そのため、以前想定していた以上に、出勤出来ない従業員が増えています。そうなれば、経営者や管理職が現場に入るだけでは業務が滞る事態となります。

以前勤めていた人で、助けてくれる人を募っておくことも必要かもしれません。それでも多くの人が出勤出来なければ、業務が回らなくなるでしょう。何人出勤出来なければ、一部の業務を止めることも必要かもしれません。その場合は、どの業務を止めるかも決めなくてはなりません。止めた業務を担当している従業員の中で出勤出来る人が、止めない業務をある程度こなせるようにしておくことも必要です。

これらは、いずれも一朝一夕に出来ることではありません。事前に計画し、準備しておかなくてはなりません。オミクロン株の影響で、感染が急拡大しているため、このような事態になるリスクが高まっているのが現実です。

そして実行可能な現実的なBCPを考え、定め、備えることを先頭に立って推進する役割を担っているのは経営者です。新型コロナウイルスの影響で、ただでさえ経営者はかじ取りで大変な中です。それでも、どちらも経営者が担わなくてはなりません。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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