ビブラビ記事一覧

どんな社員に育てる?

畑仕事をもくもくとしている人

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

社員の育成は多くの会社の重要課題です。ところで、どのような社員になってもらうことを目指していますか?

社員の育成は会社の生産性に影響します。出来るだけ早く仕事を覚え、生産性に貢献して欲しいでしょう。

生産性を上げるには、決められたやり方を教えるのが最も効率的です。そのためには、マニュアルを整え、決められたことを行うために必要な知識など、必要なことが出来るようになる教育をすることが適切です。そうすることで、一定基準以上の結果を多くの人が出せるようになるでしょう。各社員が結果が出せるまでの期間は短いでしょう。当然、生産性も高く維持出来るでしょう。

また、会社としても、必要なことに絞って教えるので、教える負担が少なく済みます。教えられる社員にとっても、業務に必要なことを効率的に身に付けることが出来ます。業務に必要なことだけを習うので、身に付ける負担が少ないでしょう。

しかし、問題もあります。

環境は変化しますし、技術の革新も起こります。それが今のやり方やマニュアルでの生産性を低下させるのです。当然、やり方を変えなくてはならないこともあります。そうなればマニュアルを改定しなくてはなりません。新しいやり方を教えなくてはなりません。新しいやり方に必要なことを教えなくてはなりません。

では、誰が新しいやり方を考えるのでしょうか?効率的に生産性を上げる育成方法で、変化に適応する人材が育成出来るのでしょうか?逆の言い方をすれば、今生産性の高い業務を行うことが出来るようにすることが本当に育成のゴールで良いのか?

今、効果的なことを効率的に行うことは正しいことです。しかし、今のやり方が効果的であり続けることはありません。効果的でないことを効率的に行っても生産性は上がりません。

(効果と効率については、「現場力視点のビジネス事典」の以下の記事もご覧ください)

短期的な生産性を考える場合と、長期的な生産性を考える場合では、どのような社員を育成するかに違いがあります。どのような社員に育てるかは単純に決められるものではありません。それでも、育成方針は決めなければなりません。そして、それを最終的に決めるのは経営者です。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

アーカイブ

オフィスビブラビ公式Facebook

PAGE TOP