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パーパス経営が話題になっています

見通しの良い一本道に目印となる一本の樹

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

企業経営で最近話題になっているのがパーパスです。これには時代の流れが影響しているようです。

単純に言えば、社会に対してどのように貢献できるかを示して行なうのがパーパス経営です。今、企業にはSDGsなど、社会のニーズに応える取り組みを行なうことが強く求められています。自社の成長や利益は当然追及しなくてはなりません。しかし、それ以上に社会への貢献への姿勢が問われています。

政府などは政策的に、SDGsなどに対する取り組みについてさまざまな優遇措置を施しています。投資先としては、SDGsなどへの取り組みに積極的な企業が選ばれます。銀行などの融資でも、融資先企業のパーパスの内容によって融資枠や融資条件に差をつける傾向があります。パーパスの内容によって取引先を選別している企業もあります。

もちろん、消費者もパーパスに注目しています。そして、働き先として企業を選ぶ時も、企業が掲げているパーパスが重視されています。当然、働いている従業員の会社へのロイヤリティや仕事へのやる気にも影響してきます。

ところでパーパスは、最近出来たものでしょうか?

パーパスも会社の方向性を示すものです。以前からある戦略のピラミッドの上部にあるミッション、ビジョンに似ています。特にミッションは企業の使命であり、存在意義を表すものですので、その中身には社会への貢献についても触れられている会社も少なくありません。しかし、漠然としたイメージでしかなく、具体性が欠けていました。厳しい言い方をすればきれい事、絵に描いた餅でした。

厳しい言い方をすればきれい事、絵に描いた餅でした。

パーパスは以前のミッションやビジョンよりも具体的に何を実現していくのかを示さなくてはなりません。そして、ただ示すだけでなく、実際に取り組み、結果も示さなくてはなりません。

以前からブログなどで、会社は社会の公器であると書いてきました。公器である限り社会に貢献しなくてはなりません。そして社会から受け入れられ、認められるだけでなく、求められ、応援されることが必要だと書いてきました。今はお客様も、取引先も、銀行も、従業員もパーパスによって会社を選別する傾向が強くなっています。

企業にとってパーパスは無視できないものになっています。しかし、パーパスを掲げるだけではなく、実際に取り組み、結果を出すのは簡単ではありません。企業である限り、もちろん同時に利益を上げ続けなくてはならないからです。

パーパスを決めるのも、会社として取り組ませるのも、経営者の役割です。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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