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【議論の最中の沈黙の扱い方が議論の質を左右します】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
議論や発言が活発な会議やミーティングは、うまく進んでいると感じます。
参加者が笑顔であることも、うまくいっていると感じさせます。
議論は盛り上がれば盛り上がるほど良いのでしょうか?
発言が止まってしまうのは、問題なのでしょうか?


議論の進行役であるファシリテーターの目標は何でしょうか?
参加者全員から多くの意見を引き出し、全員で考え、より良い結論を出すことです。
発言が活発であることは、うまく進んでいるサインの一つです。
特に、発言が活発にされている場面で、人の発言を聞いて、何かアイデアが浮かぶことも多いです。
ブレインストーミングなどで、複数の人が集まって一緒にアイデアを出すことの効果の一つです。
では、発言が止まり、沈黙することは良くないことでしょうか?
沈黙が起こるのには、さまざまな理由があります。
その中には価値のある沈黙があります。
それは、参加者が理解を深めたり、新たなアイデアを考えているために起こる沈黙です。
物事を深く理解しようとしたり、何か違う視点で考えようとする時、人は沈黙します。
このような沈黙は破ってはいけません。
それは、考えることを邪魔してしまうからです。
発言が止まり、沈黙が支配すると、ファシリテーターは居心地悪く感じるものです。
しかし現場の知恵を活かすためにミーティングを行うならば、すぐに介入してはいけません。
まずは沈黙の理由を読み取って下さい。
そして、参加者が深い思考に入っているならば邪魔しないで下さい。
この価値のある沈黙に耐えることも重要なのです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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