現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビです。
最近読んだ記事に反感を買う上司の要因が載っていました。
ビジネスマンへのアンケートの結果です。
その1位は、判断が変わるでした。
上司への反感は、社員のやる気にも影響することです。
経営者や上司として何に気をつけなくてはいけないかを考えてみます。
このリストには、多くの現場の社員と話している中で出てくるものと共通しているものも多く載っていました。
多くの具体的なことが載っていましたが、これらのことが引き起こすことで私が一番重要だと考えているのは信用の問題です。
もちろん、人格的に素晴らしい、優しいなどの要素も重要ですが、仕事上の信頼感がなければモチベーションは下がってしまいます。
この記事に載っている要因は、突き詰めていくと一貫性の欠如に行き着きます。
管理者としての一貫性が問われるのはどんな時でしょうか?
判断が変わる
これに尽きます。
- 事前に相談したり、指示に従ったのに、やり直しをさせられる
- 結果の責任を負わされる
- 結果を低く評価される
などです。
相談した時や指示した時と状況が変わっている可能性はあります。
当然、その事情を説明する義務が上司にもあります。
説明したとしても、説明が納得出来るものでなければなりません。
部下が反感を抱くのは、理由を説明されない場合とその理由に納得出来ない場合です。
代表的な納得出来ない理由は、上司の安易な判断上司の関係者との調整不足です。
指示や判断する前に、しっかり考え、関係者と調整してくれていれば起こらない変更が問題なのです。
上司の指示に従い、行ったことが無駄になったり、批判の材料になるのは最も部下の信用を失う原因です。
ましてや、関係者からの批判に対し、部下のせいにしたり、反論もせずに引き下がったりすれば反感を買っても仕方ないと言えます。
上司は、部下が上っているはしごを外してはいけないのです。
はしごを外さないためには一貫性を保つことが必要です。
そして、指示や判断の一貫性を保つためには、事前にしっかりと考え、必要な関係者と調整し、関係者から批判が出たら逃げずに引き受け、対応することが重要なのです。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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