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外部の専門家を活用出来ていますか?

グラフの紙の上で握手する二人のビジネスマンの人形

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

餅は餅屋と言います。しかし、外部の専門家を活用するのは簡単ではありません。

ビジネスには多くの知識やノウハウが必要です。その全てを社内に持つことは現実的ではありません。これは大企業も同じですが、中小企業の場合にはなおさらです。

例えば、会計や税務に関する業務を委託したり、助言を得るために税理士と契約しているでしょう。コンピュータのシステムを導入する場合は、外部の専門業者に頼むでしょう。

今の時代、専門分野は増え続け、必要な知識は細分化され、高度化されています。そのため、外部の専門家に頼るケースが増え、頼る外部の業者や専門家の数も増えている会社も多いようです。

しかし、外部の専門家を頼ることで、うまく行っているケースは多くありません。外部の専門家を入れるには費用がかかります。打ち合わせなどに時間も割かなくてはなりません。しかし、お金と時間を使っているのに業務が煩雑になっただけで、思っていた結果や成果が出ないという声が多いです。

私もコンサルタントです。専門家としてビジネスの支援をしています。そして、何人かの専門家からの支援を受けていますし、コラボすることもあります。つまり専門知識やノウハウの提供者であり利用者です。この両方の経験を通し、専門家をうまく活用出来ないのには共通している理由があると感じています。

それは、役割の認識の不一致です。専門家は利用するものであって、任せるものではありません。専門家に丸投げしても、思うような物は出来てきませんし、思うような成果や結果も出ません。

頼む側が考え、決めなくてはならないこともあります。その役割を果たすために、頼む側も知っていなくてはならない最低限の知識があります。

専門家も、相手が考え、決めるために必要な知識や考え方などを知っているかどうか確認し、必要なことは教えたり説明するなど提供しなくてはなりません。

専門家を活用する現場では、頼む側がしなくてはならないことが明確になっていないケースが多いようです。専門家は、相手の知識や理解度、経験などの確認を十分に行わず、進めることも多く見られます。本来ならば相手が果たす役割までも安易に引き受けているケースもあります。相手の要望かもしれませんし、親切で優しい対応かもしれません。しかし、結果的にはうまくいかないことの方が多いです。

多くのことが高度に専門化している現代です。そして、ビジネスで生き残るには、専門家の知恵を借りる必要があります。専門家を使う側の役割を理解し、果たす力が必要なのです。

外部の専門家の知恵を生かせる能力はますます重要になっています。社内の誰かが外部の専門家と自社の役割を正しく認識し、自社の役割をきちんと果たすように仕切らなくてはなりません。中小企業の多くでは、これが出来るのは経営者になるでしょう。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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