ビブラビ記事一覧

【起業を支援する人が、相手に求めるもの】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
起業を支援する投資家が経営者に求めるものが2つあるそうです。
それは、多くの経営者にとって参考になります。


起業を支援する投資家、いわゆるエンジェルと呼ばれる人がいます。
エンジェルは、ビジネスを立ち上げようとしている起業家に対し、資金と共に、 必要な経営資源やネットワークを提供し、助言を行います。
起業後、ビジネスがうまく行かなければ、利益が出るどころか、提供した資金を失うリスクがあります。
当然、誰に対して投資するかの判断する目は厳しいです。
ではエンジェルは、経営者に何を求めているのでしょうか?
1つ目は、ビジネスに対する熱意や本気度です。
ただビジネスを成功させたいかどうかだけでは不十分だそうです。
そのビジネスを通して、社会にどのような価値を提供し、どのような変化をもたらせたいのか、など、ビジネスそのものに対する思いの強さを求めているようです。
いわゆる、使命感のようなものです。
そして、もう1つは、ロジカルであることです。
熱意だけで、ビジネスが成功するわけではありません。
人に説明し、理解してもらい、納得してもらい、協力してもらわなくてはなりません。
まず、事業を通して実現したいことの価値や意味を説明出来なくてはなりません。
また、その実現が可能であること、ビジネスとして成り立つことを説明するために、プロセスや数値化された計画などが必要です。
これらのためには、ロジカルに考え、まとめ、伝えることが求められます。
起業しようとする人の多くは、2つの内、どちらかが欠けているそうです。
ロジックが正しければ、ビジネスはうまくいくと考えている、熱意の足りない人。
熱意はあるけれど、説明は矛盾が多く、詳しく聞いていくと、論理的に破綻してしまう人。
この2つのタイプの中で、どちらかと言えば、熱意のある人の方が、ビジネスを成功させる可能性が高いそうです。
本当に熱意のある人は、ロジカルに説明する必要があると分かれば、そのために努力する熱意もあるからだそうです。
逆に言えば、ロジカルであることを求めることで、熱意の強さが分かるそうです。
では、熱意とロジカルであることが求められるのは、起業する時だけでしょうか?
起業する時だけでなく、ビジネスを大きくするだけでなく、続けるにも、人の協力が必要です。
協力が必要な相手は、融資してもらう金融機関だけではありません。
外部業者や社内の人からの協力も必要です。
会社経営に必要なのは、事業に対する熱意とロジカルに必要なことを、熱意をもって説明出来ることです。
このことを意識して、経営を行っているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アーカイブ

オフィスビブラビ公式Facebook

PAGE TOP