オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
特に関西では人をいじるのは日常会話の一部です。しかし、問題もあるようです。
関西では特に、日常的に人をいじります。もちろん、相手を傷つけることが目的ではありません。いじりいじられるのは、人間関係を縮める手段の一部でもあります。
先日、報道された記事の中で、職場でのイジリの9割はパワハラに当たると書いてありました。
相手がハラスメントだと受け取れば、ハラスメントになります。いじる対象は、相手の特徴、他の人とは違っている部分です。ハラスメントを完全に回避しようとすれば、相手の特徴や他の人と違っている部分を話題にしない方が良いでしょう。
もちろん、人を傷つけてしまうイジリはよくないことです。しかし、まったくイジリをしないとすれば、個人的な話題を避けなくてはならなくなります。他人行儀な会話になるでしょう。個人的に人間関係を縮めたり、深めることは出来ないでしょう。
それはそれで時代の要請なのかもしれません。職場の人間関係は、あくまでもビジネス上のことであって、表面的で良いとするのがスタンダードかもしれません。しかし、それは良いことなのでしょうか?
今は多様性を認めることが良いとされています。社会にはいろんな人がいます。いろんな人と一緒にいるのが社会です。違いを認めるのであれば、違いを話題にすることも問題ないはずです。逆に違いを話題にすることを避けることは、上辺だけの付き合い、表面的に良い関係である振りをすることにつながると考えています。
もちろん相手に対して敬意を払わなくてはなりません。愛情を持って接しなくてはなりません。相手を傷付けないように注意を払わなくてはなりません。良い人間関係を築くには、これらを前提とした上で、違いや個人的なことを話題にする方が良いと考えています。
最近は、他の人の言動に過敏な人が増えているようです。多様性を認めることが大切と言われながら、他の人との違いに敏感に反応する人も多いようです。ただし、配慮した上で行われる、敬意や愛情のあるイジリをハラスメントと感じるようでは、深い人間関係を築くのが難しいです。厳しい言い方をすれば、社会性が成熟していないのかもしれません。
お互いに思いやり、助け合うためには、良い人間関係が必要です。そのため、職場の人間関係は、ドライ過ぎるよりも、多少ウエットな方が良いと考えています。しかし、イジリをハラスメントだと感じる人がいることも現実です。ハラスメントと感じているかどうかに注意しながら、節度を持って、敬意と愛情を持っていじり、人間関係を深め、社会性を育成することも会社が行う必要のあることかもしれません。
中小企業では、そんな会社組織を作る上で、雰囲気作りも含めて、経営者の役割は大きいです。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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長尾洋介プロフィール
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