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平然としている社員にこそ注意

階段に座って考え込むビジネスマン

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

厳しい環境にあっても平然と業務をこなす社員がいると思います。ありがたいことですが、注意も必要です。

厳しい事業環境にある会社が多いです。当然、職場にも負担がかかります。業務量が増えたり、業務の仕方が変わることもあるでしょう。もちろん、先行きへの不安もあって当然です。

このような状況の中では、社内の雰囲気も悪くなったり、暗くなったりしがちです。社員の表情も暗かったり、厳しかったりするでしょう。

しかし、社員の様子には個人差があります。しんどさや不満や不安を露骨に出す社員もいるでしょう。以前と比べて、明るさがなくなったり、無表情になる社員もいるでしょう。反対に、以前と変わらない社員もいるはずです。

経営者や管理職は、社内の雰囲気や社員の様子が気になるものです。厳しい環境の中で、その厳しさが雰囲気を悪くしていると気になります。暗い顔をしている社員も気になります。その中で、以前と変わらない様子の社員を見るとホッとすると思います。

しかし、一見すると変わらない様子の社員も、厳しさや不安を感じていないわけではありません。職場全体の雰囲気や他の社員の様子との差を考えると、普段通りでいることは簡単ではないでしょう。

様子の変わらない社員には二つのタイプがいます。一つ目は、意識して頑張って、以前と変わらないように振舞っているタイプです。もう一つは、本人には特に頑張ってる意識がないタイプです。

本人に話を聞くと、答えは違うかもしれませんが、負担がかかっていることは共通しています。そして、その負担は蓄積していきます。その負担が一定のレベルを超えた時、多くの場合、問題が起こります。不満が一気に爆発して感情的になる人もいます。変わらない振る舞いを続けられない自分を責め、落ち込む人もいます。

厳しい環境の時、不満や不安を表に出している社員をケアしたりフォローしようとすると思います。ある意味、分かりやすいので、対処しやすいものです。労ったり、感謝を伝えることが効果的です。

一方、普段通りに振舞っている人のケアやフォローは後回しにしがちです。というよりも、必要がないと判断してしまう可能性があります。しかし、このタイプの社員こそケアがフォローが必要です。そして、このタイプの社員に必要なケアは、労ったり感謝を伝えるだけでは不十分です。まず、この状況の中で普段通りに振舞う努力をしていること、無理して頑張っていることを言葉にして吐き出させることが必要です。

厳しい環境の中、普段通りに振舞っている社員に問題が起これば、職場の状況は一気に悪くなります。何事もない様子で業務をしている社員にこそケアが必要なのです。

実際にケアするのは直属の管理職だと思います。しかし管理職も余裕がないことが多いでしょう。そして一見問題のない社員には目が届かず、気付いたとしても積極的なケアは後回しにしがちです。

このタイプの社員は、職場全体の雰囲気に影響があるので、経営者として放置してはいけません。このタイプの社員を見つけ、管理職にケアさせ、場合によっては経営者自身が直接ケアする必要もあります。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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