ビブラビ記事一覧

年初に考える価値のある種まき

畑仕事をもくもくとしている人

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

年度末が近付いています。この時期に考える価値のあることがあります。それは次年度にする種まきです。

新型コロナウイルスの影響を受けている会社が多くいます。業績が悪くなっている業界や会社もあります。業績に問題はなくても、環境の変化により、ビジネスモデルやマーケットなどを見直す必要のあるケースも多いです。

中小企業で経営資源が潤沢に余裕がある会社はありません。そこで、多くの会社が絞り込み、言い方を変えると、選択と集中を行っています。しかし、この戦略にはリスクもあります。絞り込んだマーケットが縮小したり、失うような事態になると、一気に業績が悪化し、取り返しがつかないリスクです。

そこで、このブログでも何度か書いてきたのが、種まきの重要性です。

マーケットを広げたり、変化するニーズに応えるビジネスモデルに変更するのは簡単ではありません。簡単でない上に、一朝一夕に出来るものではありません。常に準備しておくことが重要です。

具体的には

  • 新しいマーケットや見込み客へのアプローチ
  • 違うニーズへ対応する商品やサービス
  • 今までと違う商品やサービスの提供方法

などへの準備です。

それぞれの中に、多くの選択肢があります。どれが自社にとって実行可能性が高いのか、取り組んでみなければ分かりません。どれが効果的なのかも取り組んでみなければ分かりません。どのようの環境が変化するか分からないので、どれが時代の変化に合うのかも分かりません。あまり絞り過ぎても駄目です。

農業では、まず種まきをします。そして、水や肥料をやりますが、全ての種が芽を出すわけではありません。そして出た芽を全て育てようとすると、質の良い収穫物は採れません。育ちの良いものを残し、間引かなくてはなりません。

ビジネスもこれと同じです。今、質の良い収穫物が期待出来る芽は育っているでしょうか?その芽は、これからも手間をかけて育てる価値はあるでしょうか?手間をかける価値がないのであれば間引かなくてはなりません。

そして、種は毎年撒かなくてはなりません。種を撒かなければ芽も出ません。当然、収穫も出来ないからです。

今年は、何の種を撒きますか?

これを考えるのは経営者の役割です。そして、植える種を決めたら、社員に種を撒かせ、育てさせるのも経営者の役割です。本当に経営者は大変です。

だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

アーカイブ

オフィスビブラビ公式Facebook

PAGE TOP