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【アンガーマネジメントは役に立つ?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
アンガーマネジメントが話題になっています。
感じた怒りを、どう扱っていますか?


アンガーマネジメントとは、怒りをコントロールするスキルのことです。
怒りの感情と上手に付き合っていくのは、ビジネスでは重要です。
アンガーマネジメントでは、怒りを抑えつけるのが良いとはしていません。
怒るべき部分に怒り、怒る必要のない部分には怒らないと区別して反応することが大切だとされています。
怒りの感情は、いきなり湧いてくるわけではありません。
怒りを感じる前に、悲しみや悔しさ、不安などの感情を心の中に蓄積していて、それが一定のレベルを超えると、怒りとなるそうです。
もちろん、怒りをコントロールするアンガーマネジメントは学び、身につける価値のあるものです。
しかし、それだけではもったいないと考えています。
まず、怒りを感じた理由について考えることで、自分自身のことを知るヒントを得ることが出来ます。
感情は自然に起こるものです。
そして、どんな感情が起こるかには、価値観が影響を与えています。
何に悲しみや悔しさや不安を感じるのかを考えることで、自覚しているものだけでなく、無意識に持っている価値観などを知ることが出来るのです。
さらに、怒りを感じた相手のことを知るヒントも得られます。
意図的に人を怒らせる人は多くいません。
あなたを怒らせる行動だとしても、その人にとって正しいか、少なくとも問題のない行動である可能性もあるのです。
相手のことを知ることは、人間関係を築く上でも役に立ちます。
また、多様性を大切にし、多様な人と対応する必要がある時代です。
多様性に対応するには、自分とは違う価値観があることを知り、認め、受け入れる必要があります。
その最初のステップである、違う価値観や、それに基づく判断基準について知るために、自分が怒りを感じた経験が役に立ちます。
アンガーマネジメントは学ぶ価値があります。
怒りという感情と、それに起因する行動をコントロールする方法を身に付けることは役に立ちます。
さらに自分が怒りを感じた経験を振り返ることで、自分のことをより深く知ることが出来ると同時に、人による違いについて知ることが出来ます。
怒りに限らず感情を大切なことと考え、扱い方と活用法を身に付けているのも、現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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