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【組織を動かす論理と感情】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
組織を動かすには論理と感情の両方を使う必要があります。
どちらが重要なのでしょうか?


組織を動かすために論理が必要です。
戦略や戦術には、整合性や一貫性が求められます。
そして戦略や戦術を社内に浸透させるには、論理的に説明出来る必要があります。
また、論理的に説明出来たとしても、社内が動くとは限りません。
人は納得したからと言って、その通り動くわけではありません。
人を動かすには、感情も使わなくてはならないのです。
まず論理的に戦略や戦術を考え、決めます。
そして、社内に納得出来るように説明し、浸透させます。
その上で、社員の意欲をかき立てることが大切です。
では、論理と感情の重要性は同じなのでしょうか?
それは、立場によって違います。
一般的に、経営者など、経営のトップが管理職を動かす時には、論理の方がより重要です。
そして管理職が現場の社員を動かす時には、感情の方が重要です。
もちろん、重要度の割合は、その会社の土壌や、部門、社員の傾向などによって違います。
論理と感情を、どの比率で使うと最も効果的かは、使いながら探ることが必要です。
私が若い頃は、どちらかと言えば、全社的に論理よりも感情の比率が高かったようです。
最近は、時代の変化に伴い、社員の傾向も変わっています。
全体的な傾向とすれば、感情よりも論理の重要性が高まっているようです。
しかし、比率で言えば、感情の重要性が下がっていますが、感情を使うために必要なことが減っているわけではありません。
ただ、論理を使うためにすることが増えているのです。
組織を動かすためにしなくてはならないことも、時代と共に変わります。
以前と同じくらい感情を使いながら、以前以上に論理を使うことが必要のようです。
つまり、組織を動かす時に、経営者、管理職がしなくてはならないことが増えています。
時代とその会社に合った論理と感情の使い方が出来るのも、現場力の高い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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