神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
議論が盛り上がるのは良いことです。
しかし、盛り上がる時の注意点もあります。
多くの会社で、発言が活発でない会議を見かけます。
発言が活発なことは良いことです。
ところが、議論が盛り上がる会議では、別の問題が起きています。
それは収拾がつかず、議論が進まなかったり、結論が出せないする問題です。
議論が盛り上がる時、参加者の頭にはその時のテーマについて多くのアイデアが浮かびます。
発言が活発な会議では、浮かんだアイデアが自由に発言されます。
もちろん、それは良いことです。
しかし、議論には結論に至る過程があります。
その時に議論しているのは、その過程の一部です。
ところが、今議論している小テーマとは違うアイデアが浮かぶと、それも発言されることがあります。
大きなテーマからは外れていないのですが、その時のテーマとは外れた発言です。
さらに、ある発言が他の参加者の興味を引くと、その時の小テーマと関係なくても、その発言に関連した発言が相次ぐことになります。
一つひとつの発言は、テーマ全体としては意味があるかもしれませんが、その時の小テーマからは、どんどん脱線していくことになります。
せっかく盛り上がっている雰囲気を壊したくはありません。
その時の小テーマと関係なくても、せっかく出た意見を無視したくもありません。
かと言って、脱線したままでは、その時の会議でまとめたいものはまとまりません。
私が勧めているのは、その時の小テーマと外れた発言は、パーキング・エリアと呼んでいる、ホワイトボードの片隅に書き留め、その時の議題に戻すことです。
発言が活発で、脱線せず、出たアイデアは活かすのも、強い現場力の要素の1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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