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多様性とビジネスの効率との関係

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2021/06/08 情報を更新いたしました。
 
 

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。

ビジネスでは多様性が話題になっています。
多様性はビジネスの効率に、どんな意味があるのでしょうか?

 

目次

対応すべき多様性の一つは社員の多様性

多様性という言葉は、最近はダイバーシティの方が通りが良いかもしれません。
この多様性への対応がビジネスに求められています。
そもそもビジネスは、市場の多様なニーズに合わせて商品やサービスを開発し、提供してきています。
今求められているのは、社員の多様性への対応です。

特に今まで活かされてきたとは言えない人たちの活用が注目されています。
具体的には、女性の活用などの性、障害者の活用などです。

 

社員の多様性対応の議論の方向性に疑問

多様な社員を生かす、ことに異論はありません。
そのことの社会的意義があることも承知しています。
しかし反論を覚悟の上で言えば、その活かし方の議論の方向性に疑問を持っています。

ビジネスの生産性を高めるには大きく分けて2つの視点があります。
1つ目は付加価値を高める視点、2つ目は効率を高める視点です。
2つ目の効率化が、日本の企業が得意とし、世界最高レベルにあるものです。

日本のビジネスの多くは、効率を高めることで生産性を高めてきました。
効率を高めるには、平準化と、標準とする基準を高くすることが必要です。
それを現場で実現するには、社員が均質であることが重要です。

ただ多様性を高めると効率が落ちる

では今のままで、社員の多様性を高めると、効率はどうなるでしょうか?

確実に効率は落ちます。

それでは、社員の多様性を高めた上で、維持することが可能でしょうか?

可能だと考えています。
ただし、今までの延長線上の改善をいくら重ねても、無理だと考えています。

必要なのは改善ではなく違う視点

改善ではなく、違う視点で効率化の方法を考えなくてはなりません。
今の日本の企業で、生産性に大きな影響を与えている要素の1つは効率性です。

そして多様な人材を活かしながら、効率性を落とさない、維持する、出来れば高める方法を編み出さなくことが、今の企業に求められている課題です。
そして、このテーマは経営者の現場力を問われる課題だと考えています。

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