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インパクトのある情報には注意

黒板を見てじっくり考える男性

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいます。その一方で、ワクチン接種の危険性を主張する人たちもいます。

ワクチン接種は新型コロナウイルスの感染拡大を収束させるために効果的だと思っています。しかし、ワクチン接種にはリスクもあります。ワクチン接種を受けるかどうかは個人が決めて良いことですし、受ける受けないについて助言するつもりはありません。

ワクチン接種のリスクを伝えている情報の中に、信ぴょう性が疑われるが含まれています。このブログでは、信用して良い情報かどうか見分ける上で、クリティカル・シンキングが有効なことを書きます。

扱う情報は、ワクチン接種された実験用のネズミが2年で全て死んだというものです。

この情報はショッキングです。ワクチン接種が恐ろしいものであると印象付けることが出来ます。しかし、本当にワクチンが危険なものかどうか、避けるべきかどうかはクリティカルに考えてから判断することが大切です。

クリティカルに考えると、次のような疑問が浮かびます。

  • 2年で全て死んだ、というのは事実か?
  • この実験はどこで行われたものか?
  • 使われたワクチンはどれか?
  • ネズミの寿命、特にその実験で使われたネズミの寿命はどれくらいか?
  • ネズミへのワクチン接種は、何歳の時に行われたのか?

上の三つは事実かどうか確認出来るものです。しかし、確認する方法がない情報も少なくありません。確認出来ないならば、間違いのない事実だと扱うことは出来ないので、不確かな情報として扱う必要があります。

一般的なネズミの寿命、一般的に実験に使われているネズミの寿命は、調べれば分かります。ただし、今回実験に使われたネズミの情報は提供されていないので分かりません。調べてみると、ネズミの寿命は種類によって違いますが、1~3年だそうです。一般的な実験用ネズミの寿命は2年だそうです。

ワクチン接種した時の年齢は分かりませんが、二年で全てのネズミが死んだとしても驚くことはありません。このように検証すれば、2年で死んだ事実は確認出来なくても、ワクチンの危険性を証明する根拠にはならないことは分かります。

このようにクリティカルに考えると、信ぴょう性があるかどうか分かる情報は少なくありません。しかし、主張やタイトルにインパクトがあれば、人の関心を引き付けることが出来ます。本当だと信じる人も出て来ます。

現実には、ショッキングな表現を使うことで、人を操ろうとしているケースは多くあります。ところが、信ぴょう性がないことが分かれば、その情報を発信した人の信用は完全に失われます。もちろん信ぴょう性がない情報を根拠にしたアイデアや意見を採用するのも問題があります。嘘も方便では済まないケースもあります。

インパクトのある情報には惹かれるものです。しかし、信ぴょう性の乏しい情報を元に行った判断は間違ったものになるでしょう。多くの情報を入手しながら判断し、意思決定しなくてはならないのが経営者です。実際に情報をクリティカルに検証するのは大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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