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「論理思考」の使い方(4)

前回までに「論理思考」 の

原則・姿勢
ツール
についてお伝えしてきました。

 
 

以前から書いていますように、
「論理思考」は、 
感情も考慮に入れる必要があるので、 
単独で使えるモノではありませんが、 
必要なものです。

 

今回から、
現場での活かし方
についてお伝えしていきます。



 

人は、
正しいから納得する
わけではありません。

 

別に、人はみんな
あまのじゃく
なわけではありません。

 

もちろん、頭の良し悪しの問題でもありません。

 

小さい頃、
行儀良くしなさい
勉強しなさい
片付けなさい
などと親から命令された時のことを思い出して下さい。

 

言っていることは、正しいですよね?

 

ところで、素直に従いましたか?

 

多分、頭では

親の言っていることが正しい
ことは分かっています。

 

でも、言うことに従いません。
理由を聞いてみたり
しなくて良い理由を並べたり、
したくない理由を並べてみたり、
出来ない理由を並べてみたり、
時には、
「うるさい!」
と、ただ拒絶してみたり・・・

 

そうなのです。
いくら正しいことであっても、
いくら理路整然と説明しても、
理解してもらうことは出来ても、
必ずしも、
納得してもらうことが出来るわけではなく、

従ってもらうことが出来るわけでも
ありません。

 

もちろん、
命令することで、
させることは可能です。

 

経営者と社員、
上司と部下のように、
立場に上下があれば、
従うのが当然な部分もあるでしょう。

 

しかし、
命令だから仕方がなく従うのと、
納得して自主的に行うのでは
本人のやる気や真剣さに差が出るのは、
これもまた当たり前のことです。

当然、成果にも差が出ます。
 
ポイントは、

感情に配慮することです。

 

そのための工夫が納得度を高めます。

 
物事には
コンテンツ(=内容)
コンテキスト(=文脈)
とがあります。
 
人に納得してもらう上で、

カギになるのは、
コンテキスト(=文脈)
です。

 

指示や命令である
コンテンツ(=内容)
だけでは

理解されても納得されない
のです、

 

人の納得度を高めるには、
コンテンツの正さと同時に、
コンテキストが大切なのです。

 

次回は、
コンテキストに配慮しながら、
コンテンツを伝える仕組み
についてお伝えします。

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