ソーシャルメディアを使うのを避けている企業や個人がいます。
理由を聞いてみると、企業では、人員や体制が組めない個人では、面倒臭いなど、手間についての理由がある一方、必要以上に情報が流れるのは嫌、知らない人に情報がわたるのは嫌、特定の人以外には知らせたくない、などの理由も多く聞かれます。
ところで、ソーシャルメディアを使わなければ、そのような事態は、避けられるのでしょうか?
目次
情報の流通は止められない
このネット社会では、現実的に完全に情報の流通を止めることは不可能だと思われます。
先日、ある実験のレポートを見ました。
街中で声をかけ、フルネームを教えてもらい、その人について、どれだけの情報が入手出来るかという実験です。
例えば、住んでいる所。
ある人は、住所そのもの。
他の人は少なくとも、地域や最寄り駅は判明しました。
例えば、勤務先。
ある人は、会社名、部署、役職まで。
他の人は少なくとも、通勤先、業種、職種は判明しました。
ある人は、実家の市町村名、母親の旧姓などまで判明しました。
情報は出さなくても知られてしまう
もちろん、これは情報収集のプロの調査です。
ただし、違法なハッキングなどはしていません。
裏で流通している情報も買っていません。
探偵も雇っていません。
ただ、インターネットで調べただけです。
もちろん、一般の人がここまで突き止めるのは難しいでしょう。
しかし、情報は、入手しようと思えば入手できるのです。
自社、あるいは自分自身がソーシャルメディアをしないからといって、情報を知られないようにするのは、非常に困難なのが現実です。
ならば、どうすれば良いでしょうか?
主体的に情報を流し、流れている情報を知る
どうせなら、こちらから情報を流すのも、一つの方法です。
また、ソーシャルメディアに参加することで、自社や自分について流れている情報を知ることができます。
不適切、誤解、根も葉もない噂、批判などの情報があれば、対処することも可能になります。
今は、ネット社会です。
この現実は変えることが出来ません。
ゆるくでも構いません。
適度な距離を置きながらでも構いません。
怖がらず、面倒臭がらず付き合っていくことをお勧めします。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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