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【強いストレスの扱い方】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
環境激変のこの時期に経営者にかかる負担は大きいです。
そのストレスを、どのように扱っていますか?


新型コロナウイルスの影響は、誰もが経験したことのないことです。
影響は大きく、広範囲にわたり、先行きの不透明さも加わっています。
その中で、意思決定をする立場にあるのが経営者です。
前例がない事態の中で行う意思決定は難しいものです。
しかも会社の存続に関わるような重大な決断を数多くしなければならないのですから、プレッシャーも大きいです。
当然、強いストレスがかかります。
経営者という立場は、常にプレッシャーがかかり、ストレスを抱えるものです。
そのため、ストレスの扱いに慣れているようです。
しかし、今回は次元が違います。
ストレスとの付き合い方、扱い方が上手な経営者でも注意が必要です。
ストレスの扱い方には、いくつかのパターンがあります。
1つ目は、発散です。
スポーツで汗をかいたり、何か好きなことに没頭することで発散する方法です。
他人に当たり散らすのも、発散の一種ですが、他人との関係を考えるとお勧め出来ません。
2つ目は、自分の中で処理するパターンです。
一般に言われているストレス耐性の強い人が使っている方法です。
しかし、心の奥底で行われている処理に注目すると、これには2つのタイプがあります。
1つ目は、原因や対処すべき人が自分自身だと考えているタイプです。
このタイプの人が限界を超えると、自分自身を責め、精神的に壊れてしまう可能性があります。
2つ目は、原因も解決すべきものが他人や環境にあるけれど、自分が対処しなくてはならないと考えているタイプです。
このタイプの人が限界を超えると感情が爆発し、周囲に対して攻撃的になる可能性があります。
いずれにしても、良い結果になりません。
そして耐性が強いだけに、限界まで頑張ってしまえることが問題です。
そこでお勧めしているのは、ストレスを感じていること、そのストレスの原因、不満の対象が何に向いているかを見つめることです。
そしてそれを自分自身が認め、受け入れるのです。
その上で、どのような行動をするのかを考えます。
ただ耐え、我慢するのではなく、立ち止まって考える時間を取ることが効果的です。
そして、この過程を踏むことが、自分自身も他人も傷つけることなく、冷静を保つことにつながります。
経営者も一人の人間です。
ストレスも一定のレベルを超えると、自分の意志で抑え込むのは難しくなります。
そのことを受け入れ、ストレスの扱い方を身に着けているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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