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赦しても許さない

部下をすぐそばで見守る上司

ゆるす、という言葉には二つの意味があります。これを使い分けることが大切です。

例えば、会社に遅刻して来た社員がいたとします。上司は注意するでしょう。そして、本人も反省しています。

この場合、上司は遅刻を許したわけではありません。ただ、今回の遅刻については赦した、言い換えると、罰を与えないことにしたのです。許すと赦すは、音は同じですが、意味は全く違います。

今回は特別に赦してもらえたと思えば、その社員は遅刻しないようにするでしょう。許されたわけではないことを理解しているのです。そして、遅刻をしないように行動を改めたのです。

一方、その社員が遅刻を繰り返せば、赦されないでしょう。本人が遅刻は許されると思ったかもしれません。許されないと分かっていたけれど、遅刻してしまったのかもしれません。本人が赦されたことを、どのように受け取っていたかは問題ではありません。遅刻を繰り返していることが問題なのです。

遅刻は一つの例ですが、人はミスをすることがあります。知らないがためにしてしまう良くない行動や、相応しくない行動をすることもあります。一度のミスや問題のある行動を許さないのは厳し過ぎるかもしれません。しかし、一度は注意し、指導して許しても、繰り返す場合は赦してはいけません。何度も許せば、許されることになります。

仕事人は、ミスをしないことを求められます。社会人として、相応しい行動を取ることを求められます。さらに社会にも会社にも一定の規律やルール、常識があり、これらに従うことを求められます。これらは、ビジネスパーソンとして出来るように努力すべきことです。

そして指導し監督する立場の人は、これらを赦しても許してはいけません。繰り返しになりますが、何度も許せば、それは許されることになります。赦しは恩情です。しかし、何度も許すのは指導、監督する人の甘さです。そしてそれは、当事者だけでなく周囲の人、そして組織全体の甘えにつながります。ならぬものはならぬのです。

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