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首相の発言の影響

自動車の中でお互いそっぽを向く二人の男性

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

女性初の首相として支持率の高い高市首相です。しかしその一部の発言が問題を起こしています。

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支持率の高い高市首相ですが、就任一ヶ月ほどの間に何度も発言が問題を起こしています。

その一つは台湾に関する発言です。これは中国から撤回を求められています。この発言については、「よく言った」という好意的な声も多いようです。しかし、経済的に悪影響が出ています。中国の軍事的な示威行動はエスカレートしています。これは想定内のことです。だからこそ、歴代首相は直接台湾の名称を出すことを控えてきたのです。

誰かの反感を買い、悪影響が出る可能性のあることを発言するには、前提条件があります。それは、その影響について想定すること、そして想定した影響が起こる、影響を受けても構わないという判断、そしてストレートに言えば、起こした者として責任を負う覚悟があることです。

今回の台湾に関する発言は、正しいことかもしれません。本人の信条に基づいたものかもしれません。ただ、それによって起こることに対する覚悟があったかは不明です。

また、国会の野党との党首討論の場で、相手の質問に対して答えないで、相手に対して自らが進めようとしていることへの協力を求めました。その時に使ったつなぎの言葉が「そんなことより」でした。このつなぎの言葉を使うことによって、相手が質問していることは重要ではない、少なくともこちらが協力して欲しいことの方が重要だと言っていることになります。これは相手に対して失礼です。

この後の会見では、制限時間が迫っていたので、この機会にどうしても伝えたかったことがあったからと説明していました。しかし、それは「そんなことより」という言葉を使った理由になっていませんし、言い訳にしか聞こえません。

これらの言葉が思慮不足からなのか、そうではないと信じたいですが日本語能力が低いからなのか、それとも覚悟を持って言っているのかは分かりません。

問題が起きる可能性のあることを発言するのならば、その影響に対して考慮した上で覚悟を持って発言しなくてはなりません。もちろん、それ以前に、その発言が問題を起こす可能性があるかどうか、その影響の大きさがどれくらいかが判断できないのであれば、トップとしての資質に問題があります。

いずれにしてもトップの発言は重いです。そしてトップの失言は許されません。これは経営者も同じです。影響について考え、その影響を引き受ける覚悟を持たずに発言してはいけないのです。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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