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【人となりは繕うことが出来る?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
多くの人と付き合う必要があるのが仕事です。
自分が見られたいように見られる試みは上手くいくのでしょうか?
ボード_育成指導.jpg


だれでも、このような人だと見られたい、という願望があるものです。
それは、理想の自分かもしれません。
相手にとって、価値ある人と評価してもらう人物像かもしれません。
そこで、自分が相手から持ってもらいたいイメージの人と思われるように工夫します。
誰でも大なり小なりしていることです。
そのことは悪い事ではありません。
しかし、その試みは上手くいっているのでしょうか?
残念ながら、あまり成功しているケースは多くないようです。
少なくとも、付き合いが長くなればなるほど、失敗していることが多いようです。
それどころか、マイナスの効果を生んでいることも少なくありません。
人は相手の言動や表情、しぐさから、人を判断します。
そして、ハプニングや様々な場面での反応や対応から情報を蓄積します。
そうして判断した人物像を修正していきます。
工夫によって作った人物像が本来のその人と違っていれば、さまざまな場面で矛盾した印象を与えます。
この矛盾は、よく分からない人だと思わせます。
その結果、不安や不信を抱かせます。
では、素のままの自分で良いかというと、そうではありません。
見られたい自分を意識することは悪いことではありません。
それが、ありたい自分なのであればなおさらです。
それは成長のために必要な努力の1つです。
実は、問題があるケースもあります。
それは本人が見られたい自分を、素の自分だと思い込んでいる場合です。
この場合、見られたい人物像と違う人物像と見られると、相手の判断力がないと考えてしますからです。
これは傲慢でしかありません。
一番大切なのは、辛くても、素の自分を直視することです。
自分への理解が根底になければ、成長もままなりません。
人となりは繕えるものではありません。
しかし、現状の自分を受け入れた上で、なりたい自分になるために努力することは価値場あります。
そのような繕いは、他人にとって受け入れられることが多いです。
そして、時には好感を持たれるものです。
成長の出発点は、真摯な自己認識です。
これは、育成、指導の現場で重要なポイントの1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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