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プロジェクトを進める時には注意

机の周りに集まって話し合っている人たち

オフィス・ビブラビの長尾です。

ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

どこの会社にもプロジェクトがあります。しかし、進める上で注意しなくてはならないことがあります。

プロジェクトというと何か高尚なもののように思えます。しかし、通常業務以外のもの、一定期間、期限を定めて行う業務のほとんどがプロジェクトです。例えば、業務改善、新しい機械や機器の導入などもプロジェクトなのです。

プロジェクトは単純な作業ではなく、複雑なものがほとんどです。多くの作業工程があり、多くの人が関わります。しかも、通常の業務を行いながら進めなくてはなりません。きちんと計画し、作業を割り振り、作業の進捗状況を管理しなくては期限までに終えることが出来ません。そこでプロジェクトでは、計画を立て、計画通りに実行することに関係者の意識が集中します。

実行段階で、実行することに集中することは良いことです。通常の業務をこなしながらプロジェクトの作業に時間を割くのは大変なことです。したことがないこと、慣れないことをするのですから、調べたり試行錯誤も必要で、思った以上に時間がかかることもあったでしょう。計画に遅れが出て、それを取り戻すために無理したこともあったでしょう。

このようにプロジェクトを計画通りに実行出来たとしたら素晴らしいことです。プロジェクトをやり遂げるのは簡単ではありません。やり終えた時、達成感を感じるのも当然です。そして、実行することを通して、鍛えられ、新たな知識や能力が身に付いたでしょう。プロジェクトは組織を上げて取り組むこと自体にも価値があるのです。

しかし、そもそものプロジェクトの価値は違う所にあります。時間、労力、コストなど、多くのリソースを割かなくてはなりません。割いたリソースに見合う成果や効果はあったのでしょうか?

ビジネスは、リソースを投入して、リターンを得ることで成り立つものです。プロジェクトもその一部です。プロジェクトに取り組むことで得られる成果や効果が、会社にとって必要なことでなくてはなりません。つまり、まずリソースを割いてでも達成しなくてはならない、あるいは達成したい目的や目標がなくてはなりません。そして、投入したリソースに見合う成果や効果を得なくてはなりません

プロジェクトでは実行以外に重要なことがあります。

  • リソースを割いてまで達成しなくてはならないのか
  • 実行計画は現実的か
  • 使うリソースに見合う成果や結果は得られるのか

について考え、決定しなくてはならないのです。そして、実行を管理すると共に、実行後の成果や結果について検証しなくてはなりません。つまり、プロジェクトに取り組んだ費用対効果について検証しなくてはなりません。これを行うのは実行する現場ではありません。経営者含めた経営陣です。

プロジェクトの成果は計画通りに実行出来たかどうかではありません。計画通りの費用対効果が得られたかどうかが重要なのです。そして、他の経営陣や現場を巻き込んで行ったとしても、その意思決定を最終的に行うのも、その結果について責任を負うのも経営者しかいません。

本当に経営者は大変です。

だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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