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方向性を活用する

route66の書かれた道路

複数の人をまとめ、動かすには方向性を示す必要があります。
会社の方向性を表したものの代表は、戦略のピラミッドの上部にある、ミッションやビジョンです。
方向性をうまく使えば、組織をまとめ、動かすことが出来ます。

目次

方向性活用の効果

全員が方向性を理解すればベクトルが合い、力を結集することができます。
全員が方向性を理解し、共有できれば、

  • 同じことを目指している仲間としての一体感が生まれる
  • 共通認識があることで、コミュニケーションが良くなる
  • 判断基準の拠り所があるので、全員が自分で考えることが出来る
  • 共通の判断基準を持つことで、判断を下に任せられる

などが実現出来る可能性が高まります。

これらが実現出来れば、業務がスムーズに行われ、役職者が部下への指示などに必要以上の時間を取られることなく、自分がすべき業務にかける時間を確保することが出来ます。

組織を機能させるためのベクトルの使い方

方向性を示すミッションやビジョンは、作っただけでは役に立ちません。
示した方向性がベクトルとして効果を出すには、しなくてはならないことがあります。
最初にしなくてはならないのは、方向性を示し、説明することです。
従業員が方向性を知らなければ、何も始まりません。

方向性を表したミッションもビジョンも抽象的です。
イメージは分かっても、実際の業務とどのように結びつき、どのように使えるのかは分かりません。
そこまで共通認識として持てて初めて、方向性がベクトルとして効果を発揮します。

方向性を具体的に使えるようにするために、経営者や管理職がすべきことは、以下の2つです。

  • 意思決定や指示のたびに方向性と結びつけて説明する
  • 相談された時の返答も方向性と結びつけて説明する

そのために必要なのは、意思決定や指示、相談された時の判断や返答も、方向性に照らして、合ったものにすることです。
それによって抽象的に表現されている方向性が、実際の事例で肉付けされ、具体的なものとして社内に浸透していくのです。
そうなって初めて、方向性はビクトルとして機能するようになります。

一番大切なのは上が率先して守ること

方向性を具体的に理解し、受け入れてもらい、ベクトルとして活用するために重要なことがあります。
それは、経営者から管理職まで、全ての指示や判断を行う人自身が、常に方向性を判断の拠り所とすることを率先して行うことです。

下は上のことをよく見ています。
経営者や上司が方向性と違う判断をしていれば、示された方向性はただの標語でしかなく、守らなくてはならないものではないと思うようになります。
特に経営者や上司が自分たちの都合が良いように、方向性に従ったり無視したりすると、従業員は守る気を失います。

本当に方向性を活用し、ベクトルを合わせることで社内をまとめ、力を結集したいならば、経営者や管理職が率先して方向性に従わなくてはなりません。

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