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【「手段」の「目的化」のワナ】

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ありがとうございます。
「ワーク・ブレイクダウン」実践家、
「こんな会社にしたい」を応援する
オフィス・ビブラビの長尾です。
「手段」の「目的化」とは、
よく言われることです。
本来、何かの「目的」のために
始めたことが、
いつの間にか、
その「手段」自体が
「目的」になってしまうことです。
これは、誰にでも起こります。
そして、短期的に見れば、
悪いことではなく、
かえって良いことでもあります。


「手段」を「実行」する時に
大切なことは、
細部や、一つひとつの作業に
「集中」することです。
この「集中」がなければ、
「目的」を果たすことも
出来ません。
「集中」が成果を
早め、高めるのです。
ただし、
「集中」している時は、
「全体」には目がいきません。
これは、避けられないのです。
そんな時、
目の前「作業」に集中し過ぎ、
「目的」から外れてしまっている
にも関わらず、
「手段」の「実行」に
執着してしまうことがあります。
これが、
「手段」の「目的化」
です。
では、
どうすれば良いのでしょうか?
定期的に、
「全体」を見る「機会」を
作ることです。
作業をしている時は、
目の前の作業に集中し、
時々、「全体」を見るのです。
今している作業が関係している
「手段」のプロセスの一部、
プロセスの全体、
その「手段」の「目的」を、
定期的に見るのです。
彫刻などで作品を造ったり、
絵を描く時と似ています。
細かい作業をしては、
時々手を止めて、
少し離れて「全体」を見る
というプロセスを
繰り返すのです。
細部の作業をしている時の
集中力が高ければ高いほど、
同時に「全体」を見ることは
難しいものです。
集中力が低ければ、
細部の「質」を高めることは
難しいものです。
「手段」を「実行」する時は、
目の前のことに集中し、
定期的に意識して、
「手段」の全体や、
「目的」自体、
「目的」に対する
「整合性」や「効果」などを
確認することです。
真面目な人ほど、
目の前のことへの「集中力」が
高いものです。
この「集中」した仕事を
「目的」の達成に結び付けるために、
定期的に「全体」を俯瞰することが
大切になるのです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
「ワーク・ブレイクダウン」は、
「見える化」によって、
現場の実践力を高める手法です。
あなたの会社、
あなた自身、
もっと良くなります。
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