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【真剣に仕事をしているけれど残念な現場】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ほとんどの現場は、真剣に仕事に取り組んでいます。
しかし、残念な現場も多いです。


ほとんどの社員は真面目です。
与えられた目の前の仕事に真剣に取り組んでいます。
しかし、なにかモヤモヤした現場が多いです。
多く見られるのは2種類です。
1つ目は、仕事の忙しさに疲弊している現場です。
2つ目は、先行きの不透明感に不安や閉塞感を感じている現場です。
仕事は手を抜いてはいけません。
効率的に行う視点は大切ですが、真剣に取り組むことは大切です。
しかし、集中して取り組んでいると、必ず同時に別の問題の種が生まれます。
それは、近視眼的になることです。
どんな業務でも、小さな判断をしながら進めていきます。
その判断基準が、近視眼的になると、全体の成果にとって悪影響を与えることがあるのです。
近視眼には3つの種類があります。
1つ目は、狭い範囲に集中するあまり、周辺への影響が見えなくなることです。
2つ目は、目の前の作業に集中するあまり、次のプロセスのことを考えられなくなることです。
3つ目は、考えている時間軸が短く、長期で見た場合の影響や効果を考えられなくなることです。
自分の部署にとって最高の仕事をしたとしても、他の部署にとって問題があり、会社全体としての成果が出せなければ問題です。
次の工程のことを考えずに、仕事をすれば、次のプロセスの業務をする時に問題が起こります。
短い期限でのゴールを優先し過ぎると、長期のゴールの実現に支障が出ることがあります。
いずれにしても、近視眼的に仕事を見ながら働くと、真面目であればある程、疲弊と閉塞感につながります。
仕事は小さな業務の組み合わせで出来ています。
小さな業務であっても、手を抜かず、集中して取り組むことが大切です。
しかし時には、仕事全体、会社全体、長期計画という広い視野で見ることが必要です。
そのために、定期的に立ち止まって確認することも1つの方法です。
広い視野で見る役割を果たす人を作るのも1つの方法です。
近視眼的になるくらい目の前の業務に集中して取り組みながらも、広い視野で目の前の業務を評価し、場合によっては修正することが重要です。
これが出来ているのも現場力の強い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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