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【社員の不満の理由の1つは不平等】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
現場の社員から仕事上での不満を聞く機会があります。
そのような中で多いのは不平等です。


誰でも平等に扱われたいと思うものです。
平等に扱われないと、不平等を感じたことは誰にでもあると思います。
しかし全員が平等であることは、理想だと思いますが、現実的ではありません。
例えば、役割や担当、業務の割り振りを考えても分かることです。
誰もがしたくないことでも、必要であれば、誰かがしなくてはなりません。
多くの人がしたいことでも、実際に任される人は、必要な人数だけです。
したくないことをする人、したいことが出来ない人は必ず出てきます。
不平等になることはやむを得ないことです。
しかし、フェアであることは重要です。
平等とフェアを混同している人がいます。
特に平等に不満を言う人の中に、多い傾向があります。
フェアであるとは、同等の機会が与えられることだと考えています。
例えば先ほどの業務の割り振りで言えば、多くの人がしたい仕事を担当するチャンスは全員に与えられるようにすることです。
具体的には、任される人を選ぶ選択基準を明確にします。
その基準に従って、担当者を決めるのです。
その業務に必要なスキルや能力などが高いことも基準の1つでしょう。
誰もがしたくない仕事を引き受けたことも、部署への貢献度という基準で高く評価されるかもしれません。
その業務を通して得られることを得ることが必要な社員であることが基準になるかもしれません。
完全にフェアな基準を設定することは出来ないかもしれません。
その基準が全て客観的に評価出来るものであることも難しいかもしれません。
全員が納得しないかもしれません。
それでも出来るだけフェアであるように努めなくてはなりません。
最終的に、誰に何を担当させるかを決めるのは管理職の役割です。
平等であることは難しいことを認め、フェアに扱うことを大切にしているのも、現場力の強い管理職の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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