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【意思決定に影響を与える要素】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ビジネスでの意思決定には多くの要素が関わります。
何を重視すると良いのでしょうか?


ビジネス活動は判断と決断、それに伴う行動の連続です。
どのように判断し、決断するかには多くの要素が関係します。
そして関係する要素は3つのグループに分類出来ます。
1つ目は、求められている内容です。
要求してくる相手は、社内、取引先、マーケット、お客様、国などさまざまです。
意思決定をしなくてはならない場面には、必ず誰かからの何らかの要望があります。
そもそも誰からも何の要求もなければ、新しいことをする必要も、今していることを変える必要もありません。
誰からの、どんな背景や理由があるかも含めた、求められている内容が1つ目の要素のグループです。
2つ目は、環境や現状です。
求められていることに応えなくてはならないのか?
実際に応えられるのか?
これらの判断に関係する要素のグループです。
3つ目は、価値観や考え方です。
求められていること、または応じることで得られることは、望ましいことか?
それとも、どうでも良いことか?
などです。
これらの3つのグループに分けられる要素を総合的に判断して意思決定は行われます。
少なくとも、きちんと説明のつく要素は、ここまでに挙げた要素です。
しかし実際には、価値観の一部として分類されるものが、意思決定に影響を与えます。
求めてきている相手は、求めがあれば応じたい相手なのか?
意思決定とセットになっている実行しなくてはならことが、したいことなのか?
それとも、したくないことなのか?
などの好みに近い要素です。
現実には、これらの好みに近い要素の影響で、決定内容が決まるケースが多いようです。
そして結論ありきで、もっともらしく、上に挙げた好み以外の要素から決定理由を組み立てるのです。
一見論理的な帰結として導き出された結論であっても、好みが大きく影響します。
これが悪いこととは考えていません。
しかし、そのことを自覚していることは重要です。
好みが意思決定内容に大きく影響することを理解し、内容のよっては、好みに合わなくても、すべきこと、出来ることを行う意思決定を行うのも現場力の強いビジネスパーソンの現場力の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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