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【目標やビジョンを持つことは良いことばかり?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
将来に実現したい目標やビジョンを持つことは良いことだと言われています。
それは、本当でしょうか?


会社のような集団であっても個人であっても、目標やビジョンなど、目指すものが必要です。
目指すものがなければ、計画も立てられません。
もし計画を立てても、やる気も起きないものです。
それほど目指すものは重要です。
そして多くの会社、個人がビジョンや目標を考え、定めています。
ところで現実は、どうですか?
ビジョンや目標に近づいているでしょうか?
計画は実行されているでしょうか?
モチベーションは高いでしょうか?
つい先送りにしていませんか?
ビジョンや目標に直接関係ないことにエネルギーを割いていませんか?
そして、掲げたビジョンや目標は、
今でも目指したいと思えますか?
実現のために頑張ろうと思えますか?
ビジョンや目標は、考えている時は、気持ちが盛り上がるものです。
頑張ろうという気持ちも高いです。
しかし、時間が経つにつれて色あせていきます。
本当に魅力的なビジョンや目標ではなかったのでしょうか?
きっと違います。
考えた時には、あれほど実現したいと思ったのに、あまり魅力を感じなくなったのは、移り気で優柔不断なのでしょうか?
これも多分違います。
一般的に、一度決めたことを変えるのは良くないと評価されることが多いです。
そのため、一度決めた目標やビジョンを変えてはいけないと考える人が多いです。
しかし、時代の変化と共に、多くのことが変わっていきます。
個人だけでなく、マーケットや世間の志向や好みも変わります。
以前魅力的に感じたものに魅力を感じなくなることもあります。
今の時代、目標やビジョンは具体的なだけに陳腐になりがちなのです。
問題は、本音では魅力を感じなくなっている目標やビジョンに執着し、魅力を感じ続けているふりをしていることなのです。
もちろん、目標やビジョンを変えない方が良いのは当然です。
これらを変えてしまえば、それまでしていたことの中に無駄になるものも出て来ます。
計画も作り直さなくてはなりません。
安易に変えて良いものではありません。
それでも、魅力を感じなくなった目標やビジョンを掲げ続けることの弊害の方が大きいです。
本気で目指せる目標やビジョンを真剣に考えて掲げることは価値があることです。
しかし、定期的に追い求める魅力があるかどうかを確認し、必要によって見直すことも必要です。
これを理解し、実行出来ているのも、現場力の強い会社やビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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