神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ビジネス環境は厳しく、今後大きく変わる可能性が高いようです。
このような状況で、大きな会社の方が生き残るのに有利なのでしょうか?
新型コロナウイルスの影響で、多くの会社が厳しい状態に追い込まれています。
一般的に大きな会社の方が安定していると言われ、勤め先として安心だと言われています。
余力のある会社は、大きな会社の方が多いかもしれません。
金融機関も大きな会社に対しての方が、金融機関自身の事情もあると思いますが、融資などの資金提供にも協力的だと思います。
今回のように厳しい環境を乗り切るには、大きな会社の方が有利だと考えられます。
ところで、長い目で見ると、どうでしょうか?
会社の財務面を、金額ではなく比率で見ると、会社の大きい小さいによる違いは、さほど大きくありません。
危機を乗り切るための融資が受けられたとしても、借り入れが増えるので、いずれ返済しなくてはなりません。
借り入れの比率が増えれば、今後の返済も増えます。
その苦しさは金額ではなく、売り上げや粗利との比率で決まるので、会社の大小には関係ありません。
さらにビジネス環境の変化への対応です。
新しい環境に順応するには、戦略を見直し、ビジネスモデルを見直さなくてはなりません。
そして、これらの見直しに合わせて、社内の組織や業務なども変えなくてはなりません。
ところが、会社が大きくなればなるほど、会社全体を変化させるのは難しく、時間もかかります。
逆に言えば、会社が小さいほど、社内の変化はやりやすいのです。
以前より、小さな会社の強みは身軽さであり、機動力だと言われています。
変化の激しい時代は、小さな会社の方が有利な点もあるのです。
厳しい環境を乗り切るには、大きな会社が有利な点が多いかもしれません。
しかし変化に合わせて順応するには、小さな会社にも有利な点が多くあります。
それを認識した上で、この激動の時期をどう乗り越え、変化するかを考えているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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