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【長くビジネスを続けるための教訓】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
長くビジネスを続けている会社があります。
そのような会社の経営者の多くが語る、共通した教訓があります。


会社を長く続けることは簡単ではありません。
多くの会社が短い間に廃業や倒産しています。
その中で、複数の長く続けている会社の経営者へのインタビューを読んでいると、共通して語っていることがあります。
それは、欲をかかない、です。
ビジネスである以上、利益を上げなくてはなりません。
成長し、規模が大きくなることも悪い事ではありません。
ビジネスが軌道に乗り、利益が上がるようになると、経営者としても自信を持つでしょう。
規模を大きくしたくなるのは当然です。
しかし、傍から見ると、傲慢に見えることも少なくありません。
取引先に対し横暴になるかもしれません。
社員に対しても、要求が厳しくなるかもしれません。
そして、お客様に対しての思いや、商品やサービスの質へのこだわりが弱くなるかもしれません。
これは、近江商人が大切にしていた教訓、三方良し、の反対のことです。
ビジネスがうまく行き始めると、つい疎かになってしまいがちなことです。
会社が利益を上げるために、お客様や取引先、社員を疎かにしてはいけません。
疎かにしていると、いつかはしっぺ返しにあいます。
会社の経営が順調な時はなおさら、三方良しを意識しなくてはなりません。
勝って兜の緒を締めよ
実るほど頭が下がる稲穂かな
多くの言葉が同じようなことを伝えています。
これらは、時代が変わっても変わらない真理なのだと思っています。
三方良しを無視し、欲をかいても、短期間ならば好調を維持することが出来るかもしれません。
しかし、長くビジネスを続けるためには、三方良し、欲をかかない、が大切なのです。
これを理解し、自分を律し、実践しているのも現場力の強い経営者の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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